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  • 【Athlete Voice】ソングリーディング部 主将 上條 ひなた

一輪咲いても花は花。
思いやりと個性を大切に、
桜美林大学らしい演技を届ける

健康福祉学群 4年生
ソングリーディング部
神奈川県立横浜立野高等学校 出身

上條 ひなた さん

誰かを応援するために踊る=チアダンスの魅力

幼少期からダンスを始め、様々なジャンルの演技を経験してきました。その中でチアリーディングやチアダンスにも触れ、「チームとして演技をする」ことの魅力に徐々に惹かれていきました。自分の好きなダンスで、誰かを応援すること。そんなチアの価値観や情熱が自分に合っていると感じ、高校で本格的にチアダンスを始めました。

高校3年間でチアダンスを「やりきった」という感覚もあり、当初、大学でチアダンスを続けるつもりはありませんでした。そんな中、高校でお世話になったコーチや卒業生の勧めから、桜美林大学ソングリーディング部を知ったんです。YouTubeで演技を見たり、チームのことを直接聞いたりするうちに、「このチームで世界を目指したい」という気持ちが芽生え、桜美林大学への入学を決意しました。

物語をつくるように、演技を磨き上げる

大学でチアダンスに打ち込む中で、演技への向き合い方が大きく変わりました。手取り足取り指導を受けた高校時代に比べ、大学では一人ひとりが演技を磨き上げる過程に深くコミットします。

特にジャズの演技では、

「このパートはどんな色をイメージするか」
「どんな気持ちを表現したいか」

など、曲や歌詞に込められた思いをチーム全員で共有します。ひとつの物語をつくるように、細かくイメージをすり合わせながら演技に落とし込んでいくのです。

私が部長として大切にしているのは、思いやりと感謝の気持ちです。ときに厳しく指導することもありますが、それはチームの演技をより良くするためです。必ず良い部分や成長した点もセットで伝えることで、ポジティブなコミュニケーションになるよう心掛けています。

思いやりと感謝の気持ちを胸に、最後の舞台に挑む

いよいよ大学生活も終わりに近づいてきました。2025年度は「一輪咲いても花は花」というスローガンを掲げ、3年生をはじめ、困難を乗り越えて共に成長してきた後輩たちとともに、桜美林大学らしい世界観を届けられる演技を目指しています。

嬉しいことに、2024年度は世界大会に出場する機会に恵まれました。演技で起用した楽曲は、アイルランドの女性ボーカルグループであるウエストライフの「You raise me up」でした。これは、チームで気持ちをひとつにするため代々受け継がれてきた大切な曲です。最高の舞台に、最高の曲で踊れたことは、私にとってかけがえのない財産です。

私たち4年生にとって、最後の舞台となる全日本学生チアダンス選手権大会。この大会で優勝するために、1分1秒を無駄にせずチーム一丸となって努力し続けます。

※この取材は2025年8月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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