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  • 【Athlete Voice】駅伝部 主将 佐藤 亘

夢は陸上競技の指導者。
そのためにも箱根に向けて全力で挑む

健康福祉学群 4年生
駅伝部
北海道札幌手稲高等学校 出身

佐藤 亘 さん

高校生のときに、サッカーから陸上競技へと転向

北海道の石狩市で育った私は、小・中学校でサッカーに打ち込んでいました。駅伝に興味を持ったのは、地元の駅伝大会に参加したとき。中学校の仲間に襷をつなぐ楽しさや、沿道から応援される喜びを味わいました。この経験をきっかけに、高校からは陸上部に所属しました。もともと長距離走は得意だったこともあり、練習を重ねるにつれて自己ベストも伸ばすことができました。

最初は陸上経験者との実力差を感じることもありましたが、高校3年のときは北海道大会で10位以内に入るまで成長しました。そこで桜美林大学のコーチの目に留まったことが私の転機です。駅伝部の練習環境などの話を聞くうちに、「なんとしても箱根駅伝に初出場したい」という真剣な思いが伝わってきました。私も挑戦者として桜美林大学とともに成長し、歴史を創る一員になりたいと強く思い、入学を決意しました。

「なぜこの練習をするのか」を常に考える

桜美林大学に入学して、まず驚いたのは練習量の多さです。高校よりも2倍以上となる距離を走っており、最初の頃は大学の練習に慣れるのに苦労しました。それでも夏合宿を乗り越えたことで、1年の秋冬にはチームメイトについていけるようになり、その結果、少しずつ大会で結果が出るようになりました。

私は練習をただこなすのではなく、「なぜこの練習をするのか」を常に考えて取り組むようにしています。例えば、翌日の練習内容に合わせてジョグのペースを変えたり、疲労が溜まっているときはフォームを意識してゆっくり走ったりするなど、一つひとつの練習に目的を持って取り組み、自分のパフォーマンス向上につなげています。疲労の抜き方や身体づくりは、桜美林大学の健康福祉学群で学んだ知識も役に立ちました。

2025年度から駅伝部で主将を務めています。チームの課題は、大事な試合で力を出し切ること。コミュニケーションでは私の経験を伝えるだけでなく、選手一人ひとりの個性や理解度に合わせて、納得してもらえるような伝え方を心掛けています。

将来は陸上競技の楽しさを伝える指導者になりたい

私は桜美林大学に入学する前から教員になりたいと考えていました。駅伝部の活動を通じて、陸上競技の楽しさや奥深さを伝えること、そして人間的な成長をサポートすることへの思いがさらに強くなりました。将来は競技者としての経験を生かして、未来を担う選手を育てたいと思います。

そのためにも、まずは競技者として、桜美林大学での時間を充実したものにしたいですね。チーム最大の目標は、やはり箱根駅伝初出場です。10月18日に開催される予選会に向けて、今年も白馬で1ヶ月にわたる夏合宿に臨みました。みんなで声を掛け合い、個人の力を高めることができたと思います。このチームで箱根を走るという夢を叶えるために、チーム一丸となって予選会に挑みます。応援よろしくお願いします。

※この取材は2025年8月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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