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  • 【Athlete Voice】サッカー部 黒川 礼雄

若手主体のチームだからこそ、
冷静な存在でいたい

グローバル・コミュニケーション学群 3年生
サッカー部
熊本市立必由館高等学校 出身

黒川 礼雄 さん

環境のせいにしない

兄の影響で、幼稚園のときにサッカーを始めました。あまり記憶はないのですが、2歳のときからボールを蹴り始めていたらしいです。小学生からは町のクラブチームに所属したのですが、高学年のときにスランプに陥ってしまいました。なかなか思うようなサッカーができず、公式戦への出場も叶わない。悔しい思いをしましたね。

高校では、師事する監督のもとで人生において大事なことを学ぶことができました。今でも「環境のせいにせず、自分に矢印を向けるべき」という教えを大切にしています。

大学でもサッカーに打ち込みたいと思い、桜美林大学への進学を決めました。私は将来、航空業界で働きたいという夢を持っており、航空業界への就職実績があるのも魅力に感じていました。

常に先を見据えて、逆算思考で練習に取り組む

2023年からサッカー部は、特別強化クラブに指定されました。その影響もあり、昨年は技術面に優れた1年生が40人ほど入ってきて、チームの雰囲気もガラッと変わったように思います。

今年度は4年生が不在のため、3年生である私たちが中心になってチーム運営を担っています。一番気をつけているのは、練習のテンポです。人数が多いため、気を抜くとテンポが悪くなってしまうので、練習の合間の声掛けや、練習用具の配置など細かい指示も具体的に出すようにしています。先のことを見越しながら、常に2個先くらいのことを考えて行動しています。

現在のチームは、1、2年生が主体です。荒削りな部分もありますが、“うるさい”と感じるほど雰囲気が明るく、活気に溢れています。社会人スタッフとチーム状況を共有しながら、年間目標やリーグの日程などから逆算して練習メニューを組んでいます。夏に強化しなければならないことは何か、この月はどんなことに注力するか。理想としている「繋ぐ」サッカーの完成形に近づいているのを実感します。

相手でなく、自分たちにベクトルを向ける

現在の目標は、昨年度に続きリーグ優勝を果たすことです。チームも好調なので連続昇格もかなり現実的なものになってきました。

私の役割は、一歩引いてチーム全体を客観的にみることです。若手主体のチームなので、“我慢”を強いられる局面で崩れてしまう可能性もあるでしょう。チームの状態やプレーの変化を冷静に見極め、仲間と共に的確に軌道修正を図れる存在でありたいですね。目標が手に届く状況の今だからこそ、相手に合わせるのでなく、自分たちにベクトルを向けながら思い切りサッカーに打ち込みたいと思います。

※この取材は2024年6月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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