箱根はひとりで走れない。みんなで目標を達成したい/塚田雄大 さん
- 百花繚乱
- 【Athlete Voice】女子バレーボール部 佐々木 莉帆

自分にとって一番大切なのは、
バレーボールを楽しむこと
健康福祉学群 4年生
女子バレーボール部 リベロ
宮城県 古川学園高等学校 出身
佐々木莉帆 さん

仲間がいれば、どんなにきつい練習でもすべてが楽しい
バレーボールを始めたのは小学校1年生の時から。家族でスポーツ観戦をする機会が多く、テレビでバレーボール全日本チームの木村沙織選手を見て、かわいい容姿と強力なスパイクを打つ姿に憧れました。始めた時のポジションはアタッカー(レフト)でしたが、身長があまり高くないこと、レシーブが好きだったことから、高校進学を機にリベロに転向しました。高校は、バレーボールにストイックに打ち込む全国でも屈指の強豪校。練習には一生懸命打ち込みましたが、大学ではもっとバレーボールを楽しみたいと思い、交流のあった先輩から聞いた話を参考に、1部リーグの中でも、和やかな雰囲気で活動している桜美林大学を選びました。
入部後の実感ですが、学年に関係なく皆本当に仲が良くて、今まで練習に行きたくないと思ったことがありません。仲間に会うことが部活への原動力になっていますし、ランニングなどのきつい練習でも、皆で励まし合いながら取り組んでいるので、毎日がとても充実しています。

1本目を正確に上げる、それがリベロとしての自分の役割
リベロというポジションは、レシーブに特化した専門職。どんなに良いセッターやアタッカーがいても、リベロが正確なパスを上げなければ、次につなげることができません。自分が上げた1本目のパスを起点として、2本目をセッターがつなぎ、3本目をアタッカーが打つ。スパイクが気持ちよく決まったとき、チームでの自分の役割が果たせたと感じます。
現在、春季1部リーグ12戦中の前半6戦が終わりましたが、残念ながら全敗しています。1部のチームと比べて個々の力に差があるとは思いませんが、競り合った場面で勝ちきる力には差があると感じています。スポーツには必ず流れがあり、いいときは流れに乗り、悪いときには流れを切る必要がありますが、今の私たちに欠けているのはこの流れをコントロールする力。その差を埋めるためにも、練習中からミスをなくし、常に本番を想定して、厳しい局面でも自分たちのプレーをやりきるようにしなければいけません。これから後半戦が始まりますが、残り6戦をしっかり戦い抜いて1部に残留し、秋季リーグで結果を残せるよう、がんばります。

将来の目標は、選手や子供をスポーツ栄養面からサポートすること
桜美林大学のバレーボール部は、接骨院の先生に体のケアをしてもらったり、スポーツ専門の栄養士から食事指導を受けたりするなど、選手の身体づくりに力を入れています。食事面では、各学年に「栄養係」をおき、学生が持ち回りで係を担当。各学生は、栄養係に毎日の食事内容を撮影して送り、栄養係はそれを元に、Zoomなどで栄養士からアドバイスをもらい、内容を学生にフィードバックします。私も栄養係になりましたが、栄養士からの食事指導はとても興味深く、いい勉強になりました。
私は大学でバレーボールをひと区切りとし、卒業後は、スポーツ選手や子供たちを栄養面でサポートするような仕事に就きたいと思っています。だからこそ今大切なのは、バレーボール選手である残りの期間を悔いなく全力でやりきること。大学での部活動は、学年に関係なく何でも話せる仲間ができ、とても充実しています。これから活動の中心になっていく後輩たちも、バレーボールを楽しみ、いつまでも好きでいてほしいと思います。
※この取材は2022年4月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。
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