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  • 【Athlete Voice】アメリカンフットボール部 石川 大地

チームの“頭脳”として、
日本一に貢献する

健康福祉学群 3年生
アメリカンフットボール部
日本大学第一高等学校 出身

石川 大地 さん

タックルの激しさに魅了される

中学2年のとき、友人がアメリカンフットボール部に入部したことをきっかけに、私も競技を始めました。激しいコンタクトが多いアメフトですが、体格に恵まれていたこともあり、自分の力を発揮できるだろうと考えていました。

アメフトを始めたばかりのときは、ルールの難しさに戸惑うこともありましたが、すぐに競技の楽しさに気付きました。アメフトのスタイルというか、佇まいがとても格好良いなと感じたからです。アメフトでは、相手の攻撃を止めるタックルが決まると、チームの士気もグッと上がります。先輩がタックルを決めて「よっしゃ!」と叫んでいる姿を見て、私もこんなふうにプレーしたいと思いました。

大学進学後もアメフトを続けようとチームを探していたところ、高校のコーチに桜美林大学を紹介してもらいました。実際に見学に行くと、部員が楽しそうにアメフトの練習に臨んでいました。話をすると、一人ひとりがアメフトに対する深い愛情・熱意を持っている。「私もここでアメフトがしたい!」と桜美林大学への進学を決めました。

選手からアナライジングスタッフへの転向

選手としてアメリカンフットボール部に入りましたが、2024年10月に怪我をしてしまいました。選手復帰を目指してリハビリを行いましたが、最終的には厳しいと判断。非常に落ち込みましたが、アメフトから離れるという選択肢はなく、チームに貢献できる形としてアナライジングスタッフという道を選びました。

アナライジングスタッフとしての私の役割は、次に対戦する相手チームを徹底的に分析することです。私はディフェンス担当なので、試合映像をもとに、練習では分析結果をディフェンスメンバーに伝え、相手のオフェンスを想定した練習ができるよう、オフェンスメンバーに“ダミーチーム”として再現してもらいます。これによって、より試合を想定した練習が可能になります。

試合中はコーチと連携して、「次はこんなプレーが来そうだ」「今こんな傾向なので、次はこんな展開があり得ますね」とやりとりを交わします。私の予測が試合の趨勢を決めることも少なくありません。責任とやりがいがある仕事だと感じますね。

アナライジングスタッフとして、チームの日本一に貢献する

最近では、新人戦など下級生主体の試合運営を任せられるようになりました。下級生を集めて、プレーや戦術についての勉強会を開くこともあります。下級生がしっかりとアメフトの知識・スキルを獲得することで、チームの選手層も確実に厚くなります。選手でなくとも、スタッフの一員としてチームに貢献できることが山ほどあると実感する日々を送っています。

私がアナライジングスタッフに就くまで、桜美林大学では、選手自身で分析の役割を担うことがありました。現在は私を含め、アナライジングスタッフが2名います。私たちがチームの“頭脳”になることで、より効果的な試合展開が可能になります。

怪我をする前よりも、確実にアメフトの知識が深くなりました。もっと視野を広げ、将来はアメフトで培った分析力や目標達成への情熱を、社会人として生かしていきたいと考えています。

桜美林大学アメリカンフットボール部は、少人数ながらも選手一人ひとりが強い思いを持って活動しています。日本一を目指して全員で戦う姿、そして少人数だからこそ生まれるチームワークにぜひ注目してください!

※この取材は2025年6月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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