職員として
「自分も人も、咲かせる学び」
を受け継いでゆく

健康福祉学群 卒業生
学校法人桜美林学園 新宿キャンパス事務室 勤務

松江 京 さん

「自分よりも周りの人を豊かにする」という考えに共感して大学職員に

勤務中の様子

健康福祉学群を卒業後、桜美林大学の職員になりました。新宿キャンパス事務室で、主に学生生活を担当しています。課外活動団体との打ち合わせや大学祭、奨学金の相談など、さまざまなことで学生と関わりますが、学生と接する上で大切にしているのは、近過ぎず遠過ぎずの程よい関係性。学生と年齢はさほど変わりませんが、社会人として頼りになる存在でいたいと思っています。「今日も一日、無事に終えられた」という達成感を励みに、日々の業務をこなしています。

大学職員という職業を選んだのは、まず大学の雰囲気がとても好きだったから。規律よりも自律、画一性よりも多様性を重んじる、とにかく居心地の良いキャンパスで、いろいろな国の学生から今までになかった考え方や価値観を学ぶことができました。次に「自分を豊かにする」よりも「周りの人を豊かにする」という大学の考えにとても共感したから。在学当初は教員を目指していましたが、改めて自分の進路を考えたときに、このキャンパスで「周りの人を豊かにする」仕事をしたいと思い、職員になることを決めました。

桜美林学園創立100周年に首都大学野球の春季リーグ戦で優勝

主将を務め、春季リーグ戦でチームを優勝へと導いた

「高校の保健体育の教員になる」という夢をかなえるために健康福祉学群へ入学しました。この学群は、自分の専門領域だけでなく幅広い視野で学べるのが特長です。私も教育学、衛生学、運動学など、さまざまな分野の学びを基礎から応用まで深めることができました。私が所属していた健康科学専修は現役アスリートやスポーツ好きの学生が多かったので、思いを同じくする仲間から日々刺激を受けつつ、お互いを高め合いながら学んだ日々は大切な思い出です。

部活動は野球部に所属。ちょうど4年生のときに桜美林学園が100周年を迎えたので「今年は絶対に優勝してやる!」という強い気持ちで、お互いに叱咤(しった)激励しながら日々練習に励みました。念願かなってリーグ優勝した時の景色は今でも忘れません。

悔いのない学生生活を送るために「やりたいことは臆せずにやれ!」

「自分も人も、咲かせる学びを。」というのは学生に呼びかける桜美林大学のメッセージですが、それをいつも胸に、学生たちの良きアドバイザーを目指しています。キャンパスに行くとたくさんの学生がいて、いろいろな刺激を受けて、なんでも思い切ってチャレンジできるのが桜美林大学の魅力。毎日通うのが楽しくて仕方なかったキャンパスを、後輩の学生にもしっかりつないでいきたいと思います。

学生生活を悔いなく過ごすためには、自分をしっかり持つことが大切です。高校生のようにルールや規則で縛られることが少なく、自由に選択できることが増えて居心地が良いと思うかもしれませんが、逆にいえば、どんな選択をするかは自分次第ということ。楽な道を選ぶのではなく、自分が成長できるのはどちらか、苦しいけれど乗り越えたときに達成感や進歩があるのはどちらかを見極めて、自分に必要な道を常に選択するようにすれば、悔いのない学校生活を送れるはずです。

これからも職員として、学生がやりたいことに魂・心・情熱のすべてをかけて全力で寄り添います。やりたいことは何でもやれ、怖がらずに突き進もう!


【編集後記】

「自分よりも人を輝かせることが好き」という性格から野球部のキャプテンを任されていた松江さん。学生時代に培われた対人力とマネジメント力を生かしてイキイキと働く様子がうかがえました。

※この取材は2023年1月に行われたものです。

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