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BM学群 小畑春菜さんが新宿ビジネスプランコンテストで入賞!

2024/02/14(水)

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本学ビジネスマネジメント学群4年の小畑春菜さん(鈴木勝博ゼミに所属)が、2月6日(火)に開催された新宿ビジネスプランコンテストにて「学生賞」を受賞しました。
新宿区では、東京商工会議所新宿支部と共催で、区内で創業予定または創業から間もない人を対象に「新宿ビジネスプランコンテスト」を開催しています。今回は62人の応募者の中から6人がファイナリストとして選出され、最終プレゼンテーションに臨みました。小畑さんは、自身が起業した事業について「なりたい髪色を実現!アプリ“カラーラボ”」というテーマで発表を行いました。これは個々の髪質に合ったヘアカラーレシピの自動生成サービスで、「プロの美容師に頼んでいるのに、イメージ通りの髪色に染めてもらえない」という悩みを解決するために考えたものです。

これまでに小畑さんは13人にヒアリングを実施。髪を染める理由や、理想通りの色になったかなどを聞き、自身の提案に根拠を持たせました。実際にお客さん1人にご協力いただき、前回のカラーリングの様子をヒアリングした上でカラーレシピを作成し、それをもとに美容室で染めてもらいました。検証結果はまだまだ改善の余地があったものの、お客さんの理想に近づけることができると確信が持てました。
発表は、何を強く訴求するのかを意識し、「単なる仮説ではなく、繰り返しお客さん一人ひとりと話して改善に繋げたこと」「困っている人がたくさんいる中で、自分もこのサービスのユーザーであり自分事の課題であること」を伝えました。また審査員が全員男性だったことから「なぜ髪を染める必要があるのか」の定義についても工夫を凝らし、「自分に自信を持たせるため」「なりたい自分になるため」などヒアリングを通して聞こえた声を“車の塗装”に例えることで、聞き手に興味を持ってもらえるよう考えました。

小畑さんは「2年半取り組んできたこの事業はこれまでに多くの方に応援いただいた。受賞という目に見える形で評価をいただいたのは今回が初めて。何度も発表練習に付き合ってくれた家族や友達、アルバイト先の美容室、サポートをしてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱい。ようやくスタートラインに立てた気がした。起業当初は、「そんなの儲からない、ニーズが少なすぎる」と言われて悔しい思いをたくさんした。どうしたら髪を染めることに興味のない人にも理解してもらえる事業になるのか、興味を持ってもらうにはどのように伝えるべきかをずっと考えてきた。これまでに様々なイベントに参加し、人前で話す力、初めて会う人に説明する力を磨いてきた。身近な人だけでも同じ悩みを抱えている人はたくさんいるのに何故この課題は放置されているのか。今回のコンテスト出場の目的は、髪色に悩んでいる人が多くいると広く知ってもらうためだったので、そのためにも入賞したかった。今回の受賞をきっかけに、この事業を必要としてくれる人に届いたり、次のアクションにつながったら嬉しい」と話しました。

小畑さんは今後、自身の事業を進めつつ、色彩についての勉強も始めるといいます。きっかけは自身が中学生の頃に色弱の診断を受けたことから「思い通りの色にならないのは、色に関するコミュニケーション不足が原因ではないか」と思ったこと。平成14年以降、小学校での色覚検査の施行義務がなくなり、現在美容師として働く人の多い年齢層は検査をしていない人が大半です。美容師またはお客さんが自覚のない色覚異常を持っていた場合、そもそも「理想の色」に齟齬があるのではないか。そのためには色の見え方、感じ方について勉強することで、根本的な解決策が見つけられるかもしれない。これはサービスにとって必要な観点ではないか。小畑さんの挑戦はまだまだ続きます。

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