追い求めるのは、ワクワクする道。 夢を叶え、ボールパークで躍動。/山口 瑠伽 さん
- 百花繚乱
- 【Future Landscape】11.鄔 豪凱
培った学び・経験を
後輩たちに惜しみなく伝えたい
ビジネスマネジメント学群 卒業生
株式会社GES 桜美林大学上海事務所代表
鄔 豪凱 さん
中国に渡った清水安三先生が飢餓に苦しむ子どもたちを救い、学びの場を設立したことに始まる桜美林学園。創立者が実践した「学而事人」の精神を今に受け継ぐのが、鄔豪凱さんだ。日本留学を夢見ながら実現できなかった父の影響を受け、早くから日本語の勉強に努めた。
「桜美林大学を選んだのは、専門分野だけでなく、隣接する幅広い分野を学べる学群制度に魅力を感じたからです」と語る。
大学院に進み、修士学位を取得。博士後期課程に進学した鄔さんだが、やがて転機が訪れた。
「家庭の事情で日本滞在が難しくなったのです。随分と悩みましたが、退学を決意しました。思わぬ形で帰国することになりましたが、就職先を考える上で大きな存在となったのが、大学時代の恩師である金山権先生。株式会社GESが立ち上げた桜美林大学上海事務所で代表をやってみないか、というお話をいただいたのです。このチャンスを生かしたいと思い、入社することを決めました」
恩師との絆がきっかけとなり、母国で桜美林大学と関わることに。現在は現地学校法人への広報活動や教育プログラムの開発を手がけているが、学生を支援する上で役立っているのが、7年半という長きにわたる留学経験だ。
「修士課程では大学院進学を目指す後輩の指導も行っていました。諦めかけていた学生を必死に励まし、研究計画書の論理的な書き方を熱心に指導し、見事合格したときは自分事のように嬉しかったですね。今の仕事においても、これまでの学びや経験を後輩たちに伝えていきたい。一人でも多く合格者を輩出して喜びを分かち合いたいですね」と語る鄔さん。
「学びて人に仕える」 。創立者の想いは脈々と受け継がれている。
鄔さんのNow & Then
※この取材は大学広報誌「J. F. Oberlin Tokyo No. 10」のため2023年11月に行われたものです。
関連記事
ページの先頭へ