新しい価値を創造する
挑戦を続けていく。

経済学部 商学科 卒業生
株式会社 日本能率協会マネジメントセンター(JMAM) 代表取締役社長

張 士洛 さん

ちょう しろう
1983年度 経済学部商学科卒業。91年に社団法人日本能率協会から分社した株式会社日本能率協会マネジメントセンターに転籍後、同社の人材育成支援事業の本部長、取締役などを歴任し、2018年6月より現職。

1949年の誕生以来、多くのビジネスパーソンに愛されてきた能率手帳。時間を管理することで日本人の生産性を高めようと開発されたこの手帳が、2013年に「NOLTY」に生まれ変わった。ビジネスに限らない手帳の可能性を追求し、ターゲット層を大きく広げたこのリブランディングをリードしたのが張士洛さんだ。
「時代は〝タイムマネジメント〞から〝時間(とき)デザイン〞へと価値基準が変わりました。充実した人生を実現するために自分の時間(とき)をどうデザインするか。そのようなコンセプトのもと生まれたのがNOLTYです」。
 
1986年にJMAMの前身である社団法人日本能率協会に入職。在学中の専攻でもあるマーケティング部に配属となり、同協会が主催する勉強会では当時のマーケティング界のトップランナーたちから強烈な刺激を受けた。その後、企業への研修を行ううちに他社からのスカウトも数多く経験したが、JMAMでさまざまな事業に挑戦したいという気持ちは揺らぐことなく、手帳部門では担当役員就任から半年ほどで前述のような大仕事をやり遂げた。
 
社長となった今も、社会人野球選手育成支援として選手の思考を深める独自のノートを開発するなど、まだまだ挑戦することへのモチベーションは高いままだ。そうした行動力の源泉を探ると、大学時代の経験も浮かび上がってくる。
「大学では大好きな野球に没頭するつもりでしたが、それは叶いませんでした。しかし、その現実を前向きに捉えたことで『自由』という桜美林の魅力を発見し、面白くできるかどうかは自分次第という気づきにもつながった。こうした経験で得た『今いる場所で全力を尽くす』という教訓が、私を常に前向きにさせてくれるのです」

張さんをつくるもの

自由を謳歌した学生時代
息苦しさのない自由なキャンパスで出会った、今は亡き親友と、今も元気で交友の続く親友や奥様とともに白銀を謳歌した。
愛用手帳で時間(とき)デザイン
予定に加え目標も書くのがNOLTYの上手な使い方。目標から今すべきことを考えるという時間(とき)デザインは学生にもおすすめ。
森羅万象の情報
森羅万象が情報源という考えのもと、日々アンテナを張る。日本の文化や哲学は通勤や昼休みなどの空き時間に読書で学ぶ。

※この取材は大学広報誌「J. F. Oberlin Tokyo No. 7」のため2021年11月に行われたものです。

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