追い求めるのは、ワクワクする道。 夢を叶え、ボールパークで躍動。/山口 瑠伽 さん
- 百花繚乱
- 【Future Landscape】7. 張 士洛
新しい価値を創造する
挑戦を続けていく。
経済学部 商学科 卒業生
株式会社 日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)
代表取締役社長
張 士洛 さん
1949年の誕生以来、多くのビジネスパーソンに愛されてきた能率手帳。時間を管理することで日本人の生産性を高めようと開発されたこの手帳が、2013年に「NOLTY」に生まれ変わった。ビジネスに限らない手帳の可能性を追求し、ターゲット層を大きく広げたこのリブランディングをリードしたのが張士洛さんだ。
「時代は〝タイムマネジメント〞から〝時間(とき)デザイン〞へと価値基準が変わりました。充実した人生を実現するために自分の時間(とき)をどうデザインするか。そのようなコンセプトのもと生まれたのがNOLTYです」。
1986年にJMAMの前身である社団法人日本能率協会に入職。在学中の専攻でもあるマーケティング部に配属となり、同協会が主催する勉強会では当時のマーケティング界のトップランナーたちから強烈な刺激を受けた。その後、企業への研修を行ううちに他社からのスカウトも数多く経験したが、JMAMでさまざまな事業に挑戦したいという気持ちは揺らぐことなく、手帳部門では担当役員就任から半年ほどで前述のような大仕事をやり遂げた。
社長となった今も、社会人野球選手育成支援として選手の思考を深める独自のノートを開発するなど、まだまだ挑戦することへのモチベーションは高いままだ。そうした行動力の源泉を探ると、大学時代の経験も浮かび上がってくる。
「大学では大好きな野球に没頭するつもりでしたが、それは叶いませんでした。しかし、その現実を前向きに捉えたことで『自由』という桜美林の魅力を発見し、面白くできるかどうかは自分次第という気づきにもつながった。こうした経験で得た『今いる場所で全力を尽くす』という教訓が、私を常に前向きにさせてくれるのです」
張さんをつくるもの
※この取材は大学広報誌「J. F. Oberlin Tokyo No. 7」のため2021年11月に行われたものです。
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