「タマリズムコンテスト」BM学生が最優秀賞を受賞!

2025/12/26(金)

  • 大学
  • ビジネスマネジメント学群
  • お知らせ
  • 教育・研究
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

12月15日(月)に開催された「タマリズムコンテスト」のドラフト会議(最終審査会)で、本学ビジネスマネジメント学群尾川佳子ゼミの「よこはち∞プロジェクト」が、最優秀賞を受賞しました。

このコンテストは、2021年度にスタートした「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト」を前身とするもので、新型コロナウイルスが地域経済に与えた影響を打破し、地元の魅力を再発見することで持続可能な地域活性化を目指す、都内初の産官学民連携プロジェクトです。郊外都市の課題に焦点を当て、「観光まちづくり」をテーマに設定し、次世代を担う大学生などから成るチームからアイデアを公募。コンテスト終了後も、自治体・観光協会・地元事業者とともに事業化を目指します。

学生たちは7月12日(土)に行われた1次審査会を通過し助成金10万円を獲得。獲得した資金を用いて実証実験としてモニタリングツアーを実施し、最終審査会に挑みました。

よこはち∞プロジェクトは、八王子の観光資源を生かし、日本文化を五感で体験するインバウンド向けツアーを企画・実施しました。高尾山への集客に比べ、市街地への回遊や消費が伸びにくいという地域課題に着目し、多摩地区唯一の花街・中町に残る芸妓文化や日本酒など、日本遺産「桑都」の文化資源を活用した新たな観光モデルの構築を目指します。

モニターツアーでは、本学に通う留学生や近隣の日本語学校等に通う外国人を対象に、酒蔵見学や生酒の試飲・ボトリング体験、書道によるオリジナルラベルの制作、芸妓による演舞やお座敷遊びなどを実施しました。プロジェクトメンバーの大高楽徒さんは「自分たちが強みとしているホスピタリティを生かし、八王子の歴史を伝えたいと思い考案。集客にとても苦労したが、最終的には目標としていた参加者数を超える方に参加いただいた。実際に実施してみて、参加者からは高い満足度が得られ、日本文化体験としての魅力と事業性の可能性を確認できたが、時間配分やコストの面で課題を見つけることができた」と話しました。

実証実験を経てむかえたドラフト会議には、直前まで資料の修正や原稿のブラッシュアップを行い、自信を持って臨みました。参加したプロジェクトメンバーの新谷彩乃さんは「最優秀賞と聞いたときはびっくりした。尾川ゼミでは1年を通して様々な活動を並行して行ってきたので、集大成として最優秀賞を受賞できたのは、尾川先生に恩返しできたのではないかと嬉しかった。大変なことも多かったが、みんなとやり切れて良かった。自分たちよこはち∞4期となるので、先輩たちから引き継いだものをしっかりと後輩たちに繋ぎ、尾川ゼミの活動が続くのに伴い、八王子市も活性化できたら嬉しい」と笑顔を見せました。

ドラフト会議では、企業・団体(自治体及び観光協会等外郭団体)から交渉権シートの投票があり、よこはち∞プロジェクトは参加団体の中で最多となる7団体から交渉権をいただきました。今後は商品化と安定運営を見据え、八王子の観光の新たな価値創出と地域活性化につなげていきます。

関連ニュース

ページの先頭へ