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消費者目線でコンセプトを考える~ファッションビジネス×オンワード商事の取り組み②~

2021/02/05(金)

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9月下旬にオンワード商事株式会社へ出向いて社員の方の講義を受けている様子

1月27日(水)、オンワード商事株式会社との連携による寄付講座『ビジネス演習(ファッションビジネス)』で、最終プレゼンテーションが行われました。今回は新型コロナウイルス感染予防の観点から、オンラインでの実施となりました。

この演習では、受講する学生が5つのグループに分かれ、桜美林中学校・桜美林高等学校の新制服を作ることを仮定し、そのコンセプトを設計。市場調査を行った結果も交えて新制服の企画について提案を行いました。
履修生は9月下旬にオンワード商事株式会社へ出向き、社員の方から直接コンセプトを考案するヒントを学びました。なぜこの色なのか、形なのか、どのような背景があったのかなど、実例を交えながらの説明を聞き、コンセプト立案に役立てました。
最終プレゼンでは、オンワード商事株式会社から7人の社員が参加され、学生の発表を採点。最も点数の高かったグループへの表彰がありました。

中間報告では、学園の歴史や建学の精神、桜美林中・高が取り組んでいる活動について等を理解し、様々な観点からコンセプトが提案されました。その後、実際に桜美林中・高の生徒、保護者、教師にアンケート調査を実施。市場調査の結果と実際にヒアリングした結果を用いて、各グループが考えた新制服を提案しました。

優秀案として選ばれたのは、コンセプトテーマを『Diversity(多様性)』と明確に表し、桜美林中・高が大切にしている“多文化共生”を重視した企画を提案したグループ。1人ひとりの個性を活かせるようにと、男女共に組み合わせが自由な制服を考案。生徒、保護者、教師の声を尊重し、金銭面への配慮や機能面へのこだわりも盛り込まれていました。

選ばれたグループのリーダー菅野さんは「自分たちの理想像を企業様に伝えること、さらに実現させることの難しさを感じた。」とコメント。オンワード商事株式会社ユニフォーム事業部部長の松澤亮さんは「どのグループも僅差であった」と総評し、「日本はには制服文化があるため、学校の制服だけでなく、他の制服にも興味・関心を持っていただけたら嬉しい」とメッセージを送りました。本講義を担当する馬塲正実准教授は「ビジネスだけでなく、プレゼンの手法もご指導いただき、学生にとって貴重な時間となった。はじめての寄付講座という取り組みだったが、服飾ビジネスを学び、ニーズをプランに組み込むことの難しさを学べたのではないかと思う。寄付講座である以上、学生がオンワード商事様にメリットを与えられるような、そんな提案ができるよう来年も取り組んでいきたい」と話しました。

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