1回あたりの授業時間が100分になります
桜美林大学では、2019年度の春学期から新しい授業時間帯を導入します。現在は90分授業を15週間で行っていますが、2019年度からは1回あたりの授業時間は100分となり、1学期あたりの授業期間は14週間になります。1週間ほど各学期の授業期間が短くなります。定期試験期間はこれまで同様に、授業期間終了後に設定します。
知識や技術の定着は、受身の学修よりも主体的な学修の方が高いとも言われ、最近では多くの大学でもアクティブ・ラーニングという手法が積極的に授業に取り入れられるようになりました。本学においても、講義型の授業は残しつつも、学生が主体的に授業に参加できる仕組みを整えていきます。100分授業の導入によって、その時間枠の中で区切りをつけることで、講義や演習、討論やプレゼンテーションなど、複数の学修活動を組み合わせることができるようになります。
また、授業期間を14週間とすることにより、授業期間以外における活動の選択の幅が拡充されるので、海外留学、フィールドワーク、クラブ活動、夏季や冬季の特別プログラム、インターンシップ等に積極的に参加できるようになります。
総学修時間の活用方法
これまで2単位の講義科目に必要な授業時間総数1,350分について、1時間あたりの授業時間を45分として計算し、90分の授業を15回で行なってきました。その科目を100分で行う場合、13.5回で同等量の学修時間となります。教室内におけるこれまでの実質の学修時間は1,350分なので、新たな14回の枠内で考えると総学修時間は1,400分になり、これまでの90分15週の時より、50分の余剰が生じます。
余剰として生じた50分間の活用例として、100分授業の場合、毎回の授業の途中で休憩を入れるなどしてもこの学修時間を確保できます(14回の授業すべてに3分間半の休憩を入れることが可能)。柔軟に活用できるように新しい時間帯を整えましたので、それぞれの授業での活用方法についてはシラバスにて明記するようにいたします。
2019年度の学事暦について
100分授業と14週間の授業期間により、2019年度の学事暦は図のようになります。学修指導(オリエンテーション)、定期試験期間等も含め授業期間は年間で35週以上になります。なお、14週間にわたって行われる授業科目のほか、7週間で完結する授業科目もあります。さらに、夏季・春季休業の期間中は、サマーセッション、スプリングセッションとして短期集中講座の実施や海外留学などに活用できます。
100分授業になることで、これまでの90分授業以上にアクティブ・ラーニングへの取り組みがしやすくなります。主には、反転授業(事前に予習課題を提示し、次の授業時に予習を行っていることを前提とした授業を行うことで授業へ主体的に取り組む)、グループディスカッション(授業を前半と後半に分け、講義とそれを受けてのグループディスカッションを行い授業への取り組みを主体的に促す。また反転授業を利用して、前半にグループディスカッションを行うことも授業への主体的取り組みにつながる)などが考えられます。双方向による授業手法により参加型授業が実現できます。
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