2021/07/29（木）
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7月17日から24日にかけて、イタリア北部ガルダ湖に面する街、リーヴァデルガルダで行われた第27回リカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールで、本学総合文化学群（現芸術文化学群）音楽専修の卒業生でソプラノ歌手として活躍されている岡村実和子さんが第1位を受賞いたしました。
リカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールは、イタリアの若手オペラ歌手の登竜門として開催されるコンクールで、毎年世界35-40ヵ国150人程度（今年はコロナ禍にもかかわらず26ヶ国、150人が参加）の若手オペラ歌手が参加しています。入賞者には、ミラノ・スカラ座はじめ、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場、ELR祝祭歌劇場におけるMusica Riva Festivalオペラなどへの出演機会が与えられます。
今回の受賞を受けて岡村さんは、「この度イタリアの中でもとても重要な国際声楽コンクールで第1位を受賞させていただく事ができ、とても光栄であり嬉しいです。このコロナ禍を、私はロックダウンが長く続いたイタリアで過ごしていましたので何度も心が折れそうな時がありました。しかし今回優勝することができ、諦めずに歌い続けて良かったなと心の底から感じています。これからコロナが収束に向かう過程でこの結果を残せたことにとても満足しています。そして桜美林大学で学んだ沢山の事柄がベースとなり、この結果に繋がった事を心より感謝しています」とコロナ禍で諦めることなく研鑽を重ねた結果、第1位を受賞できたことへの喜びと感謝の気持ちを語りました。
岡村実和子さん経歴
2010年 総合文化学群（現芸術文化学群）音楽専修卒業
卒業後、二期会オペラ研修所第56期本科修了
アメリカ・メンフィス大学音楽学部研修生として研鑽を積む
2016年 第46回イタリア声楽コンソルソ イタリア大使賞受賞
2017年 公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団 イタリア留学助成金奨学生
渡伊後は、トリエステ歌劇場・ボローニャ歌劇場で研鑽を積む
2019年 第35回イズマエーレ・ボルトリーニ国際声楽コンクール 第1位
同年6月、「椿姫」のヴィオレッタ役でイタリアデビュー
2021年 第27回リカルド・ザンドナイ国際声楽コンクール 第1位
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