グローバルな視野をもつ保育者の養成
学習のポイント
- 保育理論の学びを深めながら保育所・施設・幼稚園での実習で実践力を高める
- 所定の単位を修得することで保育士国家資格を取得できる
- 教職課程の所定の単位を修得することで幼稚園教諭1種免許状を取得できる
近年、子どもを取り巻く環境はたくさんの課題に直面し、保育に対するニーズは多様化しています。また、子どもも大人も誰もが自分らしく生きることができる社会が求められています。
保育専修では、体験的に学ぶ機会を多く含む4年間の大学教育をとおして、理論と実践を一致させながら子ども・保護者に寄り添い、的確なサポートのできる視野の広さと専門性を身につけます。
保育領域に限定されることなく、社会福祉・精神保健福祉・ 健康科学などの隣接領域を幅広く学ぶことを通じて、多様な観点から子ども一人ひとりの最善を考え、自らの保育実践を振り返る力をもつ保育者の養成を行います。
科目紹介
子ども家庭福祉
今日の子どもと子育て環境は、多様な問題・課題を抱えています。子どもの健やかな成長・発達と自立に向けた育みを担う保育士として、必要な子ども家庭福祉施策と支援・援助の方法を学びます。
保育の英語Ⅰ・Ⅱ
保育者と外国人の子ども、保育者と外国人の保護者との間の意思疎通の手段としての英語に着目し、保育の生活場面を題材にした英語によるコミュニケーション能力の育成を目指す授業です。
保育実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/教育実習Ⅰ・Ⅱ
保育所、福祉施設、幼稚園で計5回、実習を行います。丁寧な事前事後指導により、困難を乗り越え、現場の実際的知識だけでなく、社会人として必要な教養も身につけることができます。
主な科目
保育学/教育原理(保育)/教職入門(保育)/発達心理学/子ども家庭福祉/社会的養護/保育表現技術(音楽・造形・体育)/保育の英語/児童文化/遊びと生活/子どものからだと健康/音楽実技/保育実習(保育所・施設)/教育実習 など
キャリアサポートプログラム
保育専修では、大学で得た専門性を確実に社会で生かせるよう、実習から就職までを丁寧につなげるプログラムを用意しています。例えば『実習報告会』では、実習後、各自が同級生や後輩の前で体験発表を行なうことにより、言語化する力、第三者に客観的に伝える力、考察する力、他者の多様な事例や考えを理解し、視野を広げる力を養うことができます。また『キャリア開発シンポジウム』では、保育所、幼稚園、児童養護施設など、現場で実際に活躍しているOB・OGから、仕事におけるやりがい、大変さ、工夫を直に聞くことにより、仕事をより身近なものとしてイメージし、就活に挑む力を身につけることができます。
進路
取得できる免許・資格
取得できる資格・教員免許状
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保育専修
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保育士(国家資格) | ●
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幼稚園教諭一種免許状 | ●
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博物館学芸員(国家資格) | ●
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健康運動実践指導者(公益財団法人健康・体力づくり事業団認定) | ●
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初級障がい者スポーツ指導員(公益財団法人日本障がい者スポーツ協会) | ●
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公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者(スポーツリーダー) | ●
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社会福祉主事任用資格 | ●
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児童指導員任用資格 | ●
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◎:卒業時に受験資格が取得できるもの
●:卒業時に取得または卒業後に申請して取得できる資格
*:教職課程の履修登録者のみ。資格取得には教員免許状の取得が条件となります。
施設紹介
サレンバーガー館2階にある五つのピアノ練習室は、授業(個人レッスン)だけでなく、個人練習用として日常的に保育専修の学生に開放されています。防音の個室となっているため、保育者として必要な「弾き歌い」の練習も気兼ねなく集中して行うことができます。
ピアノ練習室の隣には、10台の電子ピアノを備えている教室もあり、ここも個人練習用に開放されています。学生たちは実習や就職に向けて熱心に練習を続けています。
理化学館の2階にある小児栄養室では、保育士資格科目である「子どもの食と栄養」の授業が行われます。母乳保育、調乳実習、各期の離乳食について学び、子どもの乳児期・幼児期の望ましい食事を実際に調理します。
またこの小児栄養室は、外国人留学生が日本食づくりに挑戦したり、不登校の子どもと支援学生が一緒に料理したりするなど、さまざまな交流の場としても使われています。
学群の学び(2022年度入学者まで)
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