健康福祉学群 授業紹介

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専攻演習(ゼミ)

学生×教員対談

  • 学生
    山本 佳奈
    健康福祉学群
    社会福祉専修 4年
  • 教員
    谷内 孝行
    健康福祉学群
    准教授

スポーツを通じて「障害」への理解を深める

谷内:「ボッチャ」は、2020年の東京パラリンピックの公式種目にも選ばれています。今回、実際にボッチャを体験してみてどうでした?

山本:障害がある人もない人も、一緒に楽しめるのがボッチャのいちばんの魅力だと思いました。指先だけ動かすことができれば、重い障害がある人でも競技に参加できるのも素晴らしいと思います。

谷内:そうですね。スポーツを通じて、障害を理解する。これが今回の授業のねらいでもあります。私たちのゼミは障害者福祉がテーマなので、スポーツのほかにも、一般市民向けの「障害平等研修」などのイベントを通じて、障害への理解を広める活動をしています。山本さんはどういうきっかけで、障害者福祉に興味を持ったのですか?

山本:私はもともと高齢者福祉に興味があったのですが、大学に入ってさまざまなボランティアに参加したことをきっかけに、障害がある方と関わるようになりました。そこから、今の社会で障害者福祉の面で足りていない部分が見えるようになってきて、専門的に学びたいと思うようになりました。

谷内:私自身が視覚障害者なので、学生たちにとって良い教材になりたいと思っています。普段から学生たちと接している中で、自然と障害への理解も深まっているんじゃないかな。

山本:先生の障害者としての話や考え方を普段から聞いているうちに、障害を身近な問題として捉えることができるようになりました。

谷内:学生たちには、「あなたがいて良かった!」と、人から感謝される人になってほしいです。福祉の世界は「ありがとう!」の言葉であふれています。相手から信頼され、感謝されることによって、人は自分のこともきちんと愛せるようになるはずです。

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