11月13日(木)、本学の教職課程履修者を対象とした「卒業生教員と語る会」が開催されました。このイベントは、教育現場を理解し、学生たちの教職に対する自覚を高め、日頃の学習への動機づけを図ること、そして、本学卒業生教員と教職課程履修者、そして教職員との交流を図り、本学の教職課程における縦横のつながりを深め、教育の充実に繋げることを目的としています。
今回は、8人の卒業生教員をお招きし、対象学年に応じて2つのプログラムを実施。4年生対象に行われた「教職実践演習」では、4人の卒業生教員が、間もなく教壇に立つ4年生に向けて講話を行いました。
3年生を対象とした「教育実習事前・事後指導」では、8人の卒業生教員が教育実習を控えた学生に対して、自身の仕事の概要、授業を行う上での工夫、やりがい、そして苦労していることなど、多岐にわたるテーマで具体的に語ってくれました。
厳しい労働環境が報じられ不安を感じる学生も少なくない中、教員という仕事の厳しさも率直に共有され、ある卒業生教員が「様々な苦労はあるが、教師という仕事は辞められない」と話すと、同席していた他の卒業生たちも一同に大きく頷く場面があり、現場の教員たちの共通認識として、苦労を上回るやりがいがあることが垣間見えました。
そして、教職を目指す学生たちに向けては、「ぜひチャレンジしてほしい」と力強いエールが送られ、学生たちの背中を押しました。
終了後も多くの在学生が卒業生教員を囲み、個別に質問をする積極的な交流の場面が見られました。
この「卒業生教員と語る会」を通じて、学生たちは教育現場への理解を深めるとともに、教職課程への新たな自覚と学習への強い動機づけを得ることができました。本学は今後も、このような卒業生との交流を通じて、教職課程の学びをより一層充実させていきます。
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