町田キャンパスでの大学祭に合わせて開催される10月25日のホームカミングデーで、国際協力ゼミ同窓会が開催されました。
「牧田東一先生記念講演」と「卒業生からのメッセージ」と題するパネルディスカッションとワークショップが卒業生企画として行われ、対面で130人以上、国内外からオンラインで40人、合計180人の卒業生、現役ゼミ生、教職員らが集まりました。
家族連れで来校した卒業生も多くいました。
牧田先生記の念講演「国際協力を生きる」では、2002年の着任時、学部長から要請されて国際協力論を開講したこと、手探りだったものの受講生が多く、カンボジア、バングラデシュなど海外へのフィールドワークなど徐々に内容を充実させたこと、国際社会に存在する不公正の問題に気づき、国際協力を市民の目線から何をするのか、学びも行動も大切にしたことを話しました。
清水安三先生が創られた言葉である「学而事人」と国際協力プログラムの学びに強い結びつきがあることにも触れ、卒業生には国際協力の現場で働いている人も、主婦として子育てをしている人もいる。そうした中で、「国際協力はいつでもできる」と語りました。
自分の好きなことをして、そのあとからでもできるし、いまできることもある、と。
現在、世界では国際協力に逆風が吹いているが、国際協力は必ず必要なものであるから、皆の中に燃えているものを大切にしてほしいと話しました。
滝澤国際協力プログラム主任からは、国際協力を学ぶ学生たちが率先して東日本大震災の被災地にボランティアに赴いたことでサービスラーニングセンターが生まれたことに触れ、国際協力の学びと行動、そのテーマは解決の難しい課題であっても、学生たちの側から問題提起され、それを教員たちが応援し、共に学び合う建設的な関係だったことに感謝が示されました。
卒業生からのメッセージでは、「学びはどう生きているか」について5人の卒業生がパネリストとして登壇し、それぞれのキャリアの紹介、ゼミ時代の学びが今につながっていることについて、各々の学びから今を語り、今から学びを振り返る、説得力あるお話を聴くことができました。
その後、会場とオンラインの双方で、グループに分かれ、大学での学びと今について語り合う時間となりました。
今回の企画は、卒業生世話人10人や現役ゼミ生の活躍で実現できました。ウクライナへの防寒具支援も行われました。
会場では地域・社会連携課の協力で託児室も用意され、家族連れの卒業生たちも安心して会に参加することができました。
ホームカミングデーの桜カフェの会場では、LA学群国際協力プログラム2014卒の卒業生2人による特別出展も行われました。
卒業生のブースでは、下里さんのAlazi(アラジ)は活動先シェラレオネから、吉永さんのLOOB(ローブ)は活動先フィリピンから、美しい商品が並び、多くのお客さんで賑わいました。
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