
今年で第32回目となる首都圏大学合同ゼミナールに、桜美林大学大中ゼミとして参加しました。2025年度は、青山学院大学の堀江正伸ゼミ(国際協力論)、桜美林大学の大中真ゼミ(国際関係史)、都留文科大学の峯田史郎ゼミ(国際政治学)、獨協大学の村井哲也ゼミ(日本政治外交史)、日本大学の山本直ゼミ(国際政治学)、法政大学の本多美樹ゼミ(国際関係論)の6大学の参加があり、本学が幹事校でした。合計70名近くの学生たちを、リベラルアーツ学群4年生の三浦遼馬さんが学生代表幹事長としてまとめ、大役を果たしました。
本年度の合同ゼミのグランドテーマは「戦後80年〜世界はどう変わったか」であり、大学の垣根を越えて地域班、国際社会班、歴史班の3つに分かれ、さらにその下に8つの下部グループが発足し、グループごとにテーマを決め、議論を重ね、最終的には論文集を作成します。毎月の会場も各大学持ち回りで進め、7月には桜美林大学徳望館で勉強会を実施しました。4月の開始当初は、大学の壁を意識してぎこちなかった学生たちも、毎月の会合を通して活発に意見交換できるようになり、彼らの成長を感じました。

本学からは、三浦遼馬さん(LA4年)、栂井君香さん(LA4年)、伊藤舜さん(LA3年)、東優夏さん(LA3年)、土田晴輝さん(LA3年)、梅本叶夢さん(LA3年)、照井美来さん(LA3年)、山内美乃さん(LA2年)、黒澤優彩さん(GC3年)、斎賀まひるさん(GC3年)の合計10名が参加しました。春学期の合同勉強会の成果を、9月14から15日にかけて八王子大学セミナーハウスでの合同合宿で披露し、グループごとにプレゼンテーションを実施、教員からの助言や提言を受け、合同論文集の完成へと経験を昇華させてゆきます。

参加した学生たちの生の声を聞くと、「私は全体を取りまとめる幹事長を務めました。今年度から合同ゼミの内容が大きく変更となり、手探りで進める場面もありましたが、楽しく刺激的な半年間でした」(三浦さん)、「他大学の学生たちと協力して論文を作成するので、学内では味わえないような良い刺激がもらえます」(梅本さん)、「普段は関わることのない他大学の学生と議論できたことが新鮮で、自分の考えを言葉にして伝える難しさを実感すると同時に、他者の意見から学ぶことが多く、今後のための糧になりました」(土田さん)、「普段は接点のない他大学の教授や学生と、2日間の中で議論やブラッシュアップを重ねることで、多くの刺激を受けることができ、非常に有意義な時間でした」(黒澤さん)、「他大学の方と1つのことに取り組むという貴重な経験をさせていただき、様々なことを学ばさせていただきました」(斎賀さん)などと感想を話してくれました。
合同ゼミへの桜美林大学大中ゼミからの参加も年数を重ね、最近はLA学群以外にもGC学群の学生たちが毎年積極的に自らの意思で活動しており、学群の枠を超えた桜美林生としての学生たちの意欲を非常に頼もしく感じます。他大学の学生と机を並べて勉強し、交流することは貴重な経験であり、学びのさらなる深化につながればと願っています。
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