
2025年7月13日~18日および7月20日~25日、中国・同済大学の総勢115人の学生と教員が2班に分かれて桜美林大学を訪れ、夏期研修に参加しました。
研修初日には、在日本中国大使館教育部の杜柯偉(と・かい)公使参事官が開講式に出席。杜公使参事官は、現代社会において異文化を理解し共に歩む力がより一層重要になっているとし、学生たちに「広い国際視野と深い教養を持ち、対話を通じて他者と繋がることができる交流の担い手になってほしい」と力強く語りかけました。
研修期間中、学生たちは各分野の専門家による、幅広いテーマの授業を受講しました。言語や文化、文学や歴史、科学技術やビジネスなど、いずれの授業も、学術的でありながら実践的・対話的であり、学生の積極的な参加が目立ちました。
研修中には桜美林大学の学生、孔子学院スタッフたちとの交流活動も行われました。グループディスカッション、テーマ別トークなどを通じて、両国の学生たちは言語や文化の違いを超え、意見を交わしました。アニメ、音楽、学生生活、将来の夢など、話題は尽きず、互いに好奇心をもって交流を深めました。同済大学の学生は「教科書に出てくる外国人学生ではなく、目の前にいる一人の友人として話せたのが嬉しかった」と感想を述べていました。
研修最終日には、グループごとに研修の成果や感想を発表するセッションが行われました。学生たちはスライドや映像、ディスカッション形式など多様な形で学びの成果を表現し、「文化の理解」「交流の価値」「日中の教育」「AI技術の日中比較」などについて発表しました。
閉講式では、桜美林大学の楊光俊特命副学長より「文化の違いを体感した貴重な経験であったと思います。皆さんこそがその道を歩む担い手であり、今回の来日研修が未来の選択を支える力になりますように」との講評がありました。
8月中旬からは桜美林大学の学生が同済大学に2週間の短期留学を行います。今回同様に、異文化理解を体感できる充実した留学となることが期待されます。

杜柯偉公使参事官を囲んで

修了式
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