LA学群有賀ゼミ 日本科学未来館の展示開発に協力

2024/07/08(月)

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6月26日(水)に日本科学未来館(以下、未来館)のマネージャー、展示ディレクター、科学コミュニケーターら5人が町田キャンパスに来校し、リベラルアーツ学群で科学コミュニケーションを学ぶ有賀雅奈ゼミにて新しい展示の検証を行いました。

未来館は2001年に設立された、東京都江東区お台場にある科学館です。「科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」を設立の理念とし、現在は『あなたとともに「未来」をつくるプラットフォーム』のビジョンをもとに様々な展示やイベントに取り組んでいます。

今回有賀ゼミが協力したのは、新しく開発している展示がどのように機能するかを検証し、改善につなげるための「プロトタイプ検証」です。理科が苦手な人や人文科学・社会科学系を専攻する人も含まれる多様な有賀ゼミの学生たちが「宇宙と素粒子」をテーマにした新しい展示を検証することで、より幅広い人々の心に響く展示作りを目指します。

ゼミが始まると、最初に未来館スタッフから未来館やそこで働く科学コミュニケーターについて紹介があったうえで、協力してもらいたい展示についての説明がありました。その後、学生たちが実際に開発した展示を体験し、どのように感じたのかを議論しました。また展示の見え方についても、その印象や良し悪しについてグループで議論しました。学生たちはほかの展示も体験したり、科学コミュニケーターの仕事や展示制作の様子も聞いたりしながらにぎやかに対話していました。

参加した学生たちからは「文系の人間でも科学や理科系に関心を寄せ、様々な考えやアプローチのしかたを吸収する大切さを学ぶことができた」「どのようにしていくのが良いか考えて展示を設計していくのはすごく面白いことだと感じた」「新たな提案や未来館に望んでいることまで話が膨らみ、有意義な時間を過ごすことができた」「科学コミュニケーターとなるには様々な選択肢があると知り、新たに将来への展望を開くことができた」といった声が上がりました。また、未来館の職員からは「様々な関心やバックグラウンドの学生の声を聞くことができて大変参考になったし、良い刺激になった。皆さんの声をより良い展示開発に活用したい」というお話をいただき、桜美林大学の科学コミュニケーションプログラムだからこそできる検証の場として、充実した時間となりました。

今回協力した「宇宙と素粒子」をテーマにした新しい常設展示は、2025年春に公開される予定です。展示内容については未来館によるプレスリリースが公表されていますのでご覧ください。

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