2月1日〜2月29日の1ヶ月間、中米にあるコスタリカ共和国にて本学野球部12人(在学生11人、卒業生1人)が野球指導を行いました。この活動は、JICA(独立行政法人国際協力機構)との大学連携事業で、契約を締結して2016年~2020年で活動を実施しました。その後、コロナ禍を経て、2024年~2026年の3年間の新たな契約を締結したものです。
派遣前、学生たちは堀潔副学長を訪問し、「初海外の方もいますし、とにかく色んな体験・経験をして、その時の気持ちや感情を大切にしてください。すべてが良い経験になるはずです。」と激励の言葉を掛けられました。
現地では、エレディア、アラフエラ、グアナカステの3地域において、のべ2,029人を対象に野球指導を実施しました。野球協会に所属する子どもたちに指導を行った他、小学校を訪問してのベースボール型授業、親善試合なども実施しました。野球の普及のみを目的とした技術指導だけでなく、日本が得意とするチームプレー、荷物の整理整頓、礼儀、グラウンドの整備方法、道具を大切に扱うメンテナンス方法、など活動内容は多岐に渡ります。
その他、日本大使館の表敬訪問、コスタリカ国立大学の体育学科・日本語学科の学生との交流、ホームステイを経験し、学生たちは異文化理解を深めることもできました。
3月14日、参加した4人の学生と野球部部長の宮﨑光次教授が、石阪丈一町田市長を表敬訪問しました。学生を代表して菊地優辰(リベラルアーツ学群4年)さんが活動の報告を行うと、市長から、「異なる文化の中での活動ということで大変だったと思う。スポーツを通して、競い合い、理解し合うことの大切さが伝わったのではないか」と労いの言葉をいただきました。本活動は、野球部の活動をはじめ、授業や学生生活など大学でこれまでに学んだことを、コスタリカの人々のために生かす「学而事人(がくじじじん)」の場となりました。
次年度以降もより良い活動にしていきたいと考えています。
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