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LA学群大脇ゼミ ゼミ活動で採集した昆虫標本が長池公園自然館に展示されています

2024/02/27(火)

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長池公園での昆虫採集の様子

リベラルアーツ学群の大脇ゼミでは、野外での昆虫採集を通して自然の見方を養い、生物学の学びを深めようとしています。

ゼミ活動のフィールドの一つとして長池公園で昆虫採集をしました。長池公園は多摩丘陵に残された里山を保存した都市部の貴重な自然であり、地域住民の憩いの場所となっています。ここで実施してきた野外調査が、この度、長池公園自然館における特別展示へと結実しました。公共施設での展示制作という貴重な機会を通じて、実践的な学びを深めることができました。

展示に至った経緯は、ゼミ活動前の公園担当者との相談に遡ります。その中で、採集した昆虫を長池公園自然館で展示しないかと提案を受け、ゼミではこれを一つのプロジェクトとして取り組むことにしました。そこで、展示制作を担当するチームを組み、昆虫の多様性を伝える展示作りに挑みました。

長池公園自然館での展示

展示内容は、5月下旬、7月下旬、10月下旬の3回にわたる採集活動で得られた昆虫の中から選ばれたものです。目を引く華やかなチョウだけでなく、地味な昆虫も含めた多様な分類群を展示することで、昆虫の多様性を訪れる人々に伝えます。

現在、展示はまだ始まったばかりで、予定では1年間継続されることとなっています。長池公園自然館は長池公園の豊かな自然を生かした様々な活動の拠点となる施設です。このような施設での昆虫標本の展示は、生物多様性への理解を通じて環境教育にもつながるため、大きな意味があると考えています。また、来年度も長池公園でのゼミ活動が予定されており、展示の入れ替えも検討されています。この機会を通じて、一人でも多くの方に自然の奥深さと生物学の面白さを感じていただければ幸いです。

活動に参加してくれた学生は、「展示制作の中で特に意識したことは来館者の方々に楽しんでいただくということ、そのためにカラフルな装飾や書体など、従来の標本の方にとらわれずに展示を仕上げること」を意識して制作したようで、研究者では思いつかないような、まさにその通りの展示となりました。

私たちは、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。生物学の奥深い世界を、長池公園自然館の展示を通じてぜひ体験してください。

リベラルアーツ学群 大脇 淳 准教授

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