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大中ゼミ 6大学合同ゼミ合宿「民主主義の行方」をテーマに成果発表を行いました

2023/11/01(水)

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全体報告会の様子

2023年10月21から22日まで、八王子の大学セミナーハウスにおいて六大学合同ゼミ合宿が一泊二日で実施され、大中ゼミも参加しました。合同ゼミは1993年に創立され今年でちょうど30周年になる、歴史ある活動団体です。

桜美林大学は第1回から、佐藤栄一先生(国際政治学)ゼミが毎回参加し、その後は加藤朗先生(国際政治学)ゼミが継承し、現在は大中ゼミ(国際関係論)が引き継いで活動を続けています。合同ゼミの特徴は、各大学対抗ではなく、毎年グランドテーマを定め、さらに複数の下部テーマの下に大学ごとで固まらないように班分けしてチームを作り、大学の垣根を越えて交流を深めながら研究成果を発表してきた点にあります。

2023年度は青山学院大学の堀江正伸ゼミ(国際協力論)、都留文科大学の峯田史郎ゼミ(東南アジア境界研究)、獨協大学の福永文夫ゼミ(日本政治外交史)、法政大学の本多美樹ゼミ(国際関係論)、早稲田大学の山田満ゼミ(平和構築論)、それに桜美林大学の大中真ゼミの六大学が参加しました。

班別のワークショップ

本年度のグランドテーマは「民主主義の行方」であり、これを①歴史班、②地域班(政治制度グループ)、③地域班(宗教と民主主義グループ)、④国際社会班(国家グループ)、⑤国際社会班(非国家グループ)の5つに分け、それぞれに興味を持つ学生たちが集まり、議論を深めました。各班にはそれぞれ複数の担当教員が付き、学生たちの主体性を損なわず、しかし議論の出口やヒントを示すことになっています。

2023年4月以降、毎月の勉強会を各大学持ち回りの会場で実施し、1つの班で一本の論文を完成させ、合宿に合わせて論文集を発行、合宿では半年間の研究の集大成を全員の前で発表し、さらに質疑応答を行う形式で、40人ほどが大学セミナーハウスで成果を披露しました。

合同ゼミ合宿に参加した大中ゼミの学生たちと大中先生

今回は桜美林大学からは8人が合同ゼミに参加し、最終回の合宿には宇田裕一朗くん、安部真由子さん、瀬戸山美奈さん、長沼海斗くん(以上LA学群3年)、 岡田真依さん(GC学群3年)の5人が出席しました。

岡田さんは、「拙いながら最後の論文発表までやり遂げることが出来ました。六大学合同ゼミに参加して、自分自身にとって本当にいい経験になりました」と感想を語ってくれました。また瀬戸山さんは、「『民主主義のゆくえ』という大学の授業で取り扱ったことの無いテーマを国際政治や歴史の視点から考察するのはとても貴重な体験でした。また、他の大学と交流ができる、互いに研鑽しあえるという環境が何よりも楽しかったです」と今回の経験を振り返っています。さらに安部さんも「大学の垣根を越えた友達ができました。仲間と協力し合い最後までやり遂げたことで、達成感や充実感を得られましたし、自分の成長経験にもなりました」と話しています。

今年度は、世界的に民主主義の衰退が懸念されるなか、学生たちはそれぞれの視点から、今後の民主主義の可能性について熱心に議論しました。4月当初は緊張していた桜美林生も、すぐに他大学の学生たちと打ち解け、中には全体の議論をリードする学生も現れました。彼らが逞しく成長する姿を目の当たりにして、大学間の交流がもたらす成果と意義を実感しました。さらに今年は、学群を越えて複数のLA以外の学生や、ゼミ生以外の2年生も自主的に参加し、桜美林生の勉学への意欲も頼もしく感じました。来年度も、一人でも多くの桜美林生が参加することを期待しています。

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