「第1回 新大久保未来構築フォーラム」を開催

2023/11/01(水)

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教員と在校生が新大久保の街づくりに取り組む実践例を発表

参加団体によるパネルディスカッション

9月21日(水)、新宿キャンパスのセンテナリオホールにて、第1回「新大久保未来構築フォーラムin2023~新大久保の長期発展及び多文化共生に向けて~」が行われました(以下、フォーラム)。

このフォーラムは新宿韓国商人連合会が主催するもので、国の壁を越えて様々な国の人と協力してより良い街づくりをすることを目的としています。新宿韓国商人連合会、新大久保商店街振興組合、インターナショナル事業者交流会、淑徳大学など、新大久保に馴染みのある団体や大学などから報告がありました。

本学からは、学生による活動報告と、山口有次学群長による発表がありました。また、パネルディスカッションでは、多様性のある新大久保の今後について議論が交わされました。このディスカッションには山口学群長も参加しました。

ビジネスマネジメント学群の学生による活動報告

ビジネスマネジメント学群の演習科目である「ビジネス演習」(会社経営Ⅰ)」の受講者(昨年度受講者含む)の中から、学生4人が活動報告を行いました。

今年度のこの授業では、学生が昨年度起業した株式会社FLORTUSの役員や株主となり、総務部又は事業部に所属し、会社経営の事業を行っています。取締役会を始めとする総務・財務の活動のほか、商店街のホームページ運営、Instagramでの情報発信、商店街加盟店への取材、大久保まつりの参加を通じた地域との連携を報告しました。

花が咲くという意味を持つ「FLORTUS」という会社名の由来のように、引き続き地域と連携しながら新大久保に笑顔を咲かせ、地域活性化に貢献していきます。

山口有次教授(ビジネスマネジメント学群長)による発表

山口学群長からは、「新大久保地域におけるデータサイエンスの可能性」について発表がありました。ビジネスマネジメント学群では、補助金を受けて継続的にデータサイエンス活動を学生の演習の中で行っています。来街者数調査用の定点カメラを導入し、来街者の分析や予測をしています。

また、学生が作成しているARアプリ「新大久保GO」では、ゴミのポイ捨て防止の呼びかけも行っています。今後、新大久保商店街の利用者を対象にした笑顔に関する調査も予定しています。山口学群長は、「変化がわかると未来がわかる」と話しました。

データサイエンスに基づいてさまざまな施策を推進することにより、新大久保の課題解決や長期的な繁栄への寄与が期待されます。

パネルディスカッションでは「多文化共生を踏まえた長期発展へ向けた具体的な道筋の 探索」をテーマに多種多様な意見が挙げられました。山口教授は、ディズニーランドの事 例などを紹介しながら、データを有効活用して混雑を解消する方法などを紹介し、地域活 性化にデータを活用する方法について補足で紹介していました。


記事:山越涼雅(ビジネスマネジメント学群3年)、益田朱理(ビジネスマネジメント学群2年)


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