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プロと学生のスペシャルコラボ!「朗読劇 古事記の調べ2023」開催

2023/10/03(火)

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田村亮さん(後列中央)を囲んで

8月19日(土)に、本学芸術文化学群の映像制作ゼミ(田淵俊彦ゼミ)の学生とメモリアルフォレスト多摩の産学連携による「朗読劇 古事記の調べ2023」が開催されました。
このイベントは新型コロナウイルス感染症拡大により、ここ数年は開催が見送られていました。数年ぶりの開催となった今年は、俳優の田村亮さんをお招きし、本学の芸術文化学群の3つの専修(演劇・ダンス専修、ビジュアル・アーツ専修、音楽専修)が協働で企画、運営から演出までを行いました。
企画、運営を担当したのは、田淵ゼミ(ビジュアル・アーツ専修)の学生14人。そこに創作ダンスパフォーマンスを担当した演劇・ダンス専修の学生2人、音楽を担当した音楽専修の学生1人とビジュアル・アーツ専修の学生1人の合計18人で創り上げました。朗読劇は田村亮さんの朗読で物語がすすみ、学生らはパフォーマンスで共演を果たしました。

青木美優さんが制作したポスター

イベント運営に携わった青木美優さん(ビジュアル・アーツ専修3年)は、主にグラフィックデザインを学んでおり、イベントのポスターやチケットのデザインを担当しました。自分の得意とするテイストのイラストと、既存のイベントのイメージに差を感じ、「結果として自分の考えたデザインを採用してもらえたが、もっと先方の趣旨や意図を汲み取ったデザインを考えるべきだったのではないかと感じた。相手の意向に応えるデザインを提案できるよう勉強していきたい」と学びが多かった様子を見せました。創作ダンスパフォーマンスのキャスティングや演出を担当した渡邉ひかるさん(ビジュアル・アーツ専修3年)、演奏者のキャスティングや演出を担当した井上桜さん(ビジュアル・アーツ専修3年)は、普段関わることが少ない他専修の学生の中から最適な人選を行うこと、リハーサルや本番までのスケジュール調整に苦労したと話しました。渡邉さんは「自分たち自身がイベントの運営を行うことが初めてで、手探りの状態だった。その中で依頼している出演者の皆さんに不安を与えないよう、細かな連絡をとることを意識した」と話し、井上さんは「『このタイミングでどのような演奏(音)がほしい』など、具体的に伝えることが難しく大変だった。他のゼミ生たちと相談し、イメージを文字に起こしてできる限り伝えられるよう努めました」と話しました。

3人はイベントを振り返って「プロの方とイベントができたこと、またその現場を見ることができたことはとても貴重な経験になった」「少しでも納得できない箇所があると、相手からの信頼を失うことになると考え、不安要素をできる限り排除しようとゼミ生全員で意識したが、自分たちから発信して、相手に納得してもらい、技術を提供してもらう一連の流れを経験して、思っていた以上に難しいことなんだと感じた」「イベントを成功させることができ達成感を感じた一方で、もっと経験や幅広い知識を蓄える必要があると痛感した」「他専修の学生の作品を作り上げる意識の高さに良い刺激をもらった」と話し、初めての経験に苦戦しながらも、充実した時間を過ごした様子をみせました。

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