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北京大学との第20回学術シンポジウム「日中高齢化社会の現状と課題」を開催

2023/01/16(月)

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12月10日(土)、桜美林大学と北京大学において学術シンポジウムがオンラインで開催されました。このシンポジウムは、北京大学創立100周年を記念して、1998年に本学と共同で開催された日中関係国際シンボシウム「二十一世紀に向けて、日中関係史を展望」から20回目を数えるものです。

桜美林大学 畑山 浩昭 学長

畑山浩昭学長は、記念すべき20回目の開催となった本シンポジウムでの開会の挨拶で「日中国交正常化50周年という節目の年に開催できたことを嬉しく思う。本シンポジウムは当初より“共生”をキーワードにしてきた。今回は両国の課題である高齢化社会をテーマに、学術交流がこれからの日中の“共生”に貢献できると確信している」とこれまでの積み重ねへの感謝と今後への更なる期待を述べました。

今回のシンポジウムのテーマは「日中高齢化社会の現状と課題」。

第一部「高齢者の健康」では、本学の杉澤秀博教授が「日本における高齢者の社会経済階層による健康格差:疾患予防から介護までを視野に入れて」、北京大学の趙耀輝教授が「中国の高齢者の健康と社会経済階層との関係」を発表。

第二部「高齢者の就業」では、本学の渡辺修一郎教授が「日本の高齢者の就業状況」、北京大学の陳功教授が「時間銀行を以て銀髪従業者の老いて為せることを促進する—中国のイノベーション実践から—」を発表。

そして、最後となる第三部「介護の社会化」では、本学の中谷陽明教授が「公的介護保険20年の実績と課題」、北京大学の周雲教授と北京大学博士課程在学中のヤンジンラムさんが「中国における長期介護保険制度の模索と発展について」の発表がありました。

北京大学アジア太平洋研究院 李 寒梅 院長

閉会の挨拶で李寒梅北京大学アジア太平洋研究院院長は「高齢化の問題は日中両国が直面する社会課題である。桜美林大学は老年学の研究において大きな成果を収めており、中国にとって非常に参考になった。共に話し合うことが体現できたシンポジウムとなった」と語り、日中両国に共通する高齢化社会について質の高い発表、議論がなされ、今後の課題を展望する有意義な機会となりました。

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