2023年度のカリキュラムから「Baseball5」が授業として認められました。またそれに伴い、Baseball5部(仮称)も発足予定。これらは日本で初めての取り組みです。
Baseball5とは、2017年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)より野球・ソフトボール振興の一環としてつくられた新アーバンスポーツ。1チーム5人制(公式国際大会では男女混合)で行われ、必要な道具はボール1つ。野球の設備や道具が不足している地域でも取り入れやすいことや、自分で上げたボールを手で打つなど幅広い人が参加しやすいルールにより、急速に世界へ普及されています。老若男女、障がいの有無を問わず、ルールを変えずに楽しめることが、Baseball5の特徴です。
本学健康福祉学群の若松健太准教授は、これまでに「2020 FAN PARK」(東京2020大会時に開催されたもの)にてBaseball5のブース運営に携わったり、障がい者施設を訪問するなど、Baseball5を用いて野球の普及や障がい者スポーツの普及、幅広い方の健康づくりに寄与する活動を行ってきました。また、11月7日から開催されたBaseball5初となる世界大会「WBSC Baseball5ワールドカップ2022」では、日本代表チームのコーチも務め、準優勝の結果をおさめました。この若松准教授が発起人となり、2023年度から授業とクラブ活動に採択されることが決まりました。授業とクラブ活動はともに若松准教授が担当します。
健康福祉学群では国連のSDGsの1つ「すべての人たちに健康を」をテーマに掲げています。昨今、自身の健康のために体を動かすことが求められている一方で、競技の機会を手に入れるハードルが高いことも現状です。まずは授業で取り入れることで認知度を高め、最終的には地域に貢献できる機会とすることを目標としています。
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