2年ぶりの派遣!現地で学ぶ沖縄国内留学

2022/11/22(火)

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10月28日(金)町田キャンパスで、沖縄国内留学成果発表会および国内留学支援奨励金目録の授与式が行われました。本学では、新型コロナウイルスの影響で2020年秋学期から派遣を中止。約2年ぶりの開催となった今年度は、春学期に4人の学生が参加しました。
沖縄国内留学とは、単位互換協定を結んでいる沖縄の大学に半年または1年間の国内留学ができる制度です。そこで修得した単位は、本学の卒業単位に算入することができます。

今回、本プログラムに参加した金井千乃さん(リベラルアーツ学群3年)は、海外に語学留学に行く予定でしたが、コロナ禍の影響で断念。大学生活を後悔なく終えるために、他大学で学ぶ機会を手に入れようと本プログラムへの参加を決めました。内気な性格を変えようと、留学中はディベートサークルにも参加。現地で出会った友達と積極的にコミュニケーションを図りました。金井さんは「行く選択をして本当に良かった。国内留学であればハードルは低く、様々なことに挑戦しやすいと感じた。悩んでいる人は是非挑戦してほしい」と話しました。

土生さん(芸術文化学群3年)は、「ジェンダーと人類学」を履修したことをきっかけに「沖縄における若年女性の貧困と性被害」をテーマにレポートを作成したことから、沖縄国内留学への参加を決めました。現地では水納島に足を運び、離島における人口減少と観光客の増加について調査したり、ガマや壕に行き平和学習を深めたりしました。土生さんは「1番の問題は、沖縄県内で起きていること、現地で暮らす人々が思っていることが、本土に伝わり切っていないことだと思った。現地に出向き、実際に自分の目で見ること、生の声を聞くことの大切さを改めて知った」と話しました。

(左から)黒澤明香さん(健康福祉学群4年)、宮ななみさん(健康福祉学群4年)、金井千乃さん(リベラルアーツ学群3年)

学生たちの発表を受けて堀潔副学長は「それぞれに興味関心が異なり、たくさんの経験をしてきてくれたことを嬉しく感じた。沖縄は、文化や歴史など本土とは違ったものが多くある、独特な道を歩んできた地域。創立者の清水安三先生が沖縄の人々のことを気にかけ、戦時中は特に苦悩が多かったと案じ、開校した際には沖縄の人たちにも大学教育を、と働きかけた過去もあり、本学ともつながりのある地域。今回できた繋がりはこれからも大切にしてほしい。また今回のような目の前にあるチャンスを逃さずにつかむことは、非常に素晴らしいこと。今後もこの精神を忘れずに挑戦し頑張ってほしい」とエールを送りました。

広い空や青い海、沖縄独自の食べ物や文化に触れ、歴史や文化を学ぶだけでなく、多くのことを体験し、吸収してきた学生たちは、肌で感じたことを活き活きと話し、充実した笑顔をみせました。

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