2020年度秋学期入学式が執り行われました

2020/09/17(木)

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学生宣誓を行った鄒 雪芹(ゾウ シュエチン)さん

9月17日(木)、町田キャンパス荊冠堂チャペルにて、2020年度秋学期入学式が執り行われました。先日行われた春学期学位授与式同様、今回も新型コロナウイルス感染防止策を徹底した中での開催となり、例年とは違った形での式となりました。

今回の入学者数は、学士課程40人、博士前期課程・修士課程12人、博士後期課程3人の合計55人。讃美歌唱や合唱では、芸術文化学群音楽専修の有志8人によるリモート合唱がスクリーンに映し出され、素敵な歌唱で式を華やかなものにしてくれました。入学生を代表して、大学院国際学研究科の鄒 雪芹(ゾウ シュエチン)さんが学生宣誓を行いました。

学生宣誓を受けて新入生の入学を許可した畑山浩昭学長は、新入生たちを歓迎し、次のようにメッセージを送りました。

昨今の新型コロナウイルスに対応する中で色々なことが話題になりましたが、その中心は人間の命と社会の維持発展のはざまにおける様々な葛藤だったと思う。一言で表せば、それは“LIFE”ではないだろうか。LIFEには3つの意味がある。1つ目は、人間の命、生命そのもの。生きるか死ぬかという、人間の存在を表す基本的な意味のことだ。2つ目は、人間の生涯や個々人の一生という意味。これは生きている期間や生まれてから死ぬまでに紡がれたその人の一生の物語を表す。そして3つ目が、日々の暮らし、生活あるいは経験や活動という人間の日常的、具体的な行為を表す意味。つまり、人間の命には限りがあり、与えられた期間の中で諸活動を行い、人生としての物語を紡ぐということ。これは当たり前で単純な定義ですが、今回のコロナウイルスを経験することによって、この3つの意味から成り立つ“LIFE”について深く考えさせられたのではないだろうか。LIFEの定義を再考すれば、1日1日はかけがえのない大事な時間であり、その日を懸命に生きるべきであることを、人々は気づき始めているのだと思う。

私たちは、学而事人の精神(学んだことを人や社会に活かす)が、最終的には個々人の幸せや充実した人生に繋がると考えています。誰かを助け、誰かを支え、また社会の発展のために尽くすほど、経済的な価値だけではなく、人々からの感謝や、人との自然なつながりという無形の価値も自分に戻ってきます。皆さんには、与えられたこの素晴らしい機会に感謝して、目的を持ち、自由に発想し、主体的に学び、様々な取り組みにチャレンジし、学而事人の精神で世界を変えてほしい。桜美林は皆さんのホームです。目的を持った一歩を、今日この日から歩みは始めてください。

なお、今年は日本言語文化学院(留学生別科)の入学式も同時に行われ、25人の新入生を迎えました。

音楽専修有志によるリモート合唱「風に目をさまして」

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