• HOME
  • ニュース
  • 2019年度
  • 藤田助教らが共同研究~体幹深部筋(インナーマッスル)が競技パフォーマンスにも有効

藤田助教らが共同研究~体幹深部筋(インナーマッスル)が競技パフォーマンスにも有効

2019/09/18(水)

  • 大学
  • 健康福祉学群
  • お知らせ
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

近年、スポーツ現場では、「インナーマッスル」といわれる体幹深部にある筋の重要性が高まり、トップアスリートにおいても体幹深部筋に焦点を当てたトレーニングを取り入れている選手が増えています。これまでの研究で、体幹深部筋が傷害予防に重要であることは示されていましたが、競技パフォーマンスに対する有用性については明らかにされていませんでした。

この度、桜美林大学健康福祉学群健康科学専修の藤田真平助教が、日本体育大学の杉田正明教授や順天堂大学の櫻庭景植名誉教授らと共同で「男子大学生スプリンターの100m走タイムと体幹深部筋の厚さの関係」について研究。競技パフォーマンスにおいても、体幹深部筋が関係することを初めて明らかにしました。

藤田先生らは陸上競技100m走のタイムと体幹深部筋の関係について調査。その結果、100m走のタイムが速いほど、体幹深部筋である腹横筋と多裂筋が厚い(大きい)ことが明らかになりました。さらに、この関係は直線的な関係ではなく、ある一定のタイム(10.6-10.8秒)に達すると、それ以上タイムが速くなっても筋肉の厚さ(大きさ)が変化しないこともわかりました。「これは、競技パフォーマンスの向上においてもインナーマッスルが必要であることを示します。今後、アスリートのトレーニング計画を立案する際に参考にして欲しい」と藤田先生。

研究は、「A 100-m sprint time is associated with deep trunk muscle thickness in collegiate male sprinters(男子大学生スプリンターの100m走タイムは体幹深部筋の厚さと関係する)」と題し、学術雑誌『Frontiers in Sports and Active Living, section Elite Sports and Performance Enhancement Article type: Original Research』の特集号「Hurdling the challenges of the 2019 IAAF World Championships」に掲載されています。

※オープンアクセス論文につき、下記URLよりどなたでもご覧頂けます(現在は要旨を公開。後日、全文がダウンロードできるようになります)

ページの先頭へ