2019年度秋学期入学式が執り行われました

2019/09/16(月)

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9月16日(月)、町田キャンパス荊冠堂チャペルで、2019年度秋学期入学式がキリスト教礼拝形式にて執り行われました。 今回の入学者数は、学士課程13人、博士前期課程・修士課程16人の合計29人です。入学生を代表して、大学院経営学研究科経営学専攻の董 銘霖(トウ メイリン)さんが学生宣誓を行いました。

学生宣誓を受けて新入生の入学を許可した畑山浩昭学長は、新しくオベリンナー(桜美林大学に入学すると、オベリンナーと呼ばれます)となる新入生たちを歓迎し、私たち今どのような時代に生きているのか、大学で学ぶこととはどういうことなのか、桜美林大学でなにをすべきなのか、という問いを投げかけながら、次のようにメッセージを送りました。

-情報通信技術の発達や人工知能の進化により、様々な問題、課題を解決できるようになってきた今日、伝統的な価値観により構成されている国家や民族は、インターネット、デジタルメディア、AIが創造しようとしている新しい社会に対して葛藤している。この大きな変化の中で、2015年9月に国際連合から、世界平和と繁栄のための計画・目標である、「SDGs(持続可能な開発目標)」が示されました。これは今後人類が資源を確保し、永続的に維持、発展するための行動計画として、17の目標と169の具体的な目標を掲げており、世界中で多くの企業や団体が、このSDGsの目標を達成することを念頭に置き事業展開を行っている。科学技術の発展、自然環境の保護、人間社会の繁栄が世界的に進行している中、高等教育の中心にいる大学も大きな目的や使命をもって変わろうとしてきている。

-大学(university)は小さな宇宙(universe)のような存在であり、その中にありとあらゆる分野(多様性・diversty)で構成されている。桜美林大学には、1000人を超える教職員がいて、10000人以上の学生が学んでいる。学内で参加できるプログラムは、キャンパス内外、国内外に用意され、多種多様の学びと成長の機会が準備されている。これから出会う人、施設設備、機会、情報、ネットワーク、リソースを最大限に活用して、学びの目的や生きがいを見出してほしい。また、変化する社会に身を置き、さまざまなことについて問いをもってほしい。学問の中には、学びと問いがあり、問いを持つことが学ぶこと以上に重要です。問いをもって問題、課題が見えてきたら、それを達成する強い意志、目的をもち、自分の答えを見つけてほしい。

-最後に、桜美林大学の教育目標は、学而事人(がくじじじん・学びて人に仕える)です。創立者清水安三先生にとっての学而事人は、艱難の中にある人々をその苦しみや困難から解放すること、自分たちが共生する社会全体の豊かさを実現するために教育によって人々を助け出したことです。皆さんは皆さん自身、自分だけの学而事人を、他者のためになれるのかを、どのような価値を作り出していくのかを、大学生活の中で見つけてほしい。

なお、今年は日本言語文化学院(留学生別科)の入学式も同時に行われ、42人の新入生を迎えました。

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