卒業生監督作品が立川名画座通り映画祭でグランプリ受賞

2019/09/19(木)

  • 大学
  • 芸術文化学群
  • お知らせ
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

桜美林大学総合文化学群(現・芸術文化学群)映画専修卒業生の内田佑季さんが監督した作品『触れてしまうほど遠い距離』が、立川名画座通り映画祭でグランプリを受賞しました。

立川名画座通り映画祭は、地元のシンボルであった名画座の名のもとに、2015年から地元の人たちの手によって開催されている自主制作短編映画の祭典です。ドラマやドキュメンタリーなどジャンルを問わない「一般部門」、立川市をテーマにした「立川市部門」、スマートフォンを利用して撮影する「スマホ部門」で短編を公募。今年は全部門合わせて117作品の応募があり、内田さんの監督作品が1位となるグランプリに輝きました。

『触れてしまうほど遠い距離』は、1年間共に営業をしてきた会社員2人の他愛も無い会話と心の内をモノローグ形式で構成することで、その関係性や心情を丁寧に描いた作品です。

審査委員長・中島久枝監督は、「淡々と撮れていて誇張せず、過剰な演出をしない、内田監督独特の自然な演出がよかった。また、男性がよく見かけるその辺に居るような雰囲気に撮れていて、ドキュメンタリー的なところが良かった」とコメント。また、審査員の松本動監督は、「2人の切ない関係性や心情を描きあげた演出力には目を見張るものがある。画作りや音声収録、仕上げに至るまで、高い技術で行われており、全てにおいて頭一つ抜きん出た作品。実に将来が楽しみな監督で、商業映画の世界でも十分通用する実力の持ち主だと思います」と、評価しました。

受賞に際して、内田さんは「学生時代から、人間の感情や心の揺れをなるべく丁寧に映すことを心掛けて作品を制作してきました。この度、自然体な表現を評価して頂き、グランプリを頂けたことを大変幸せに思っています」と、話しました。

なお、作品はMXテレビ「あしたのSHOW」で後日放映予定です。内田さん、グランプリ受賞おめでとうございます。

ページの先頭へ