留学で得た「問い」を深める~LAGOプログラム事後学習

2019/08/05(月)

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8月1日(木)、明々館ラウンジなどで、リベラルアーツ学群グローバルアウトリーチ(LAGO)プログラムで春学期に留学していたLA学群2年生約100人が、事後学習を行いました。

LAGOプログラムとは、海外での語学学習、生活体験、コミュニティアウトリーチ(ボランティア活動など)を通し、多様な世界を知ることを目的とした留学プログラム。特にLA学群では、大学生活の早い段階で留学し、語学のみならず、国際性や柔軟性を身につけることを目指しています。アメリカやイギリス、オーストラリアなど8つの国の約20校から留学先を選択。教職員による事前学習や、プログラムに参加した先輩によるアドバイスなどサポートが充実しているところも魅力です。

事後学習は、一人ひとりが留学体験で気づいた「問い」を持ち寄り、その「問い」についてディスカッション、ポスターにまとめて、発表し合うグループワーク。学生たちは、各々が留学を通して発見した問題から研究テーマを選び、情報収集をして臨みました。

異なる国へ留学した4~5人のグループをまとめるのが、留学経験のある学生スタッフ。この日のために、ファシリテーターとしてのスキルを事前研修で学んでいます。「僕自身が留学したことで、他人に対する偏見が少なくなり、寛容になったと感じています。語学以上に得るものがあり、その経験をもっとたくさんの人と共有したいと思い、スタッフとして参加しました」と、山宮翔太さん(LA学群2年)。

学生スタッフのサポートのもと、グループ内で研究テーマを発表し合い、各自の問題提起を共有した学生たち。話し合いを重ね、社会のためになる「気づき」や「提言」を導き出しました。

中国でQRコード決済の便利さに触れ、生き物を大切にするニュージーランドの人々に感銘を受け、カナダで定時退社が当たり前の働き方に驚く…。あるグループは、それぞれが感じた日本と他国との違いを日本に取り入れることで、「みんなが住みやすい国にしよう」と提言。発表を聞く学生とも問題を共有し合いました。

ポスターセッション後には、グループワーク全体を振り返ると共に、2年次秋学期に迫る専攻選択について学生スタッフに相談する時間も設けられました。社会学や日本語教育などに興味を持つ女子学生は、「専攻を決め兼ねていたので、今日相談することができてよかった。留学したことでさらに視野が広がったので、これからじっくり決めようと思う」と、話しました。

また、今回の事後学習を終えて、韓国に留学した中村真菜さん(LA学群2年)は、「ポスターセッションで、銃や麻薬が合法の国があると知り、驚いた。自分の留学した国以外のことを知ることができた」と話し、それぞれに気づきのある貴重な時間になったようです。

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