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「第15回日中高等教育交流シンポジウム」「日中人文交流大学連盟第4回会議」開催

2019/07/18(木)

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左から、胡志平氏、趙霊山、白剛氏、佐藤東洋士理事長

6月30日(日)、桜美林大学新宿キャンパスのセンテナリオホールで、「第15回日中高等教育交流シンポジウム」「日中人文交流大学連盟第4回会議」が開催されました。日本からは11大学、中国からは28大学・機関から90人を超える参加者が集まり、「日中協調交流のグランドデザイン—未来から語る高等教育の役割」をテーマに、日中両国の大学が今後の中日高等教育の交流と協力関係をさらに深めていくことについて話し合いました。

開幕式では、佐藤東洋士理事長・大学総長、中国教育国際交流協会副会長兼務秘書長の趙霊山氏が主催者挨拶。続いて日中人文交流大学連盟の白剛常務主席は、日中国交正常化40年を経て、日中両国の学術交流は協力して共に発展していくという新しい段階に入ったとし、「今後の教育交流が、両国民の福祉と両国関係の安定的な発展に新たな貢献ができることを心から期待しております」と挨拶で述べました。続いて来賓の中華人民共和国駐日本国大使館公使参事官胡志平氏が挨拶をしました。

基調講演では、桜美林大学大学院特別招聘教授で元文部科学省次官の佐藤禎一氏が「日中大学交流の未来-競争から協調へ」と題し、「地球規模の課題への協働」と「人生100年時代での大学の役割」の視点から国境を越えた大学間での協働が求められることは必然の流れだと言及。続いて北京師範大学副学長の周作宇氏は「共に創り出すアジア高等教育の未来」と題して講演を行いました。午後は、学士課程および大学院の側面から、各大学の学長らが未来からの日中の協調交流について話し合いました。

桜美林大学大学院特別招聘教授・元文部科学省次官 佐藤禎一氏

北京師範大学副学長 周作宇氏

講演の中で卒業生の事例を紹介する天津師範大学学長 鐘英華氏

閉会挨拶をする畑山浩昭学長

総括・閉会挨拶として桜美林大学畑山浩昭学長は、「お集まりの学長先生方が、学生個人の視点で熱い思いを語られていて、学生の個のレベルに大学の価値の基本があることを痛感しました。学生が変わっていくと大学が変わる、大学が変わると国が変わる、国が変わると世界がかわる。この流れが上手く作用すると、豊かで平和な社会の実現できるだろうと思います。これは我々一人一人が責任者として取り組むべきことで、今回のテーマとなっている「協調交流」に向けて、一つの目標に向かってチューニングをしていく努力を続けていく必要があります」と述べ、1日にわたって行われたシンポジウムを締めくくりました。

参加者による記念撮影

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