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学而事人を体現~サービスラーニング科目最優秀サービスラーナーが決定

2019/01/22(火)

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桜美林大学では、学生が大学の授業で学んだことを、地域貢献活動を通して特定のコミュニティに還元していく「サービスラーニング」という学習方法を取り入れています。その授業科目は、野宿者支援を行う「地域社会参加(わたしたちに身近な貧困)」や沖縄の歴史や文化を肌で感じる「沖縄学入門」、児童養護施設などで世界の貧困について学ぶ「国際理解教育(マレーシア・子どもの家・ボランティア研修)」など、国内外をフィールドに約50クラスが開講。毎年、約500人以上の学生が履修しています。

1月21日(月)、畑山学長や各学群長を審査員に迎えて、「最優秀サービスラーナー」を決定する最終プレゼンテーションが行われました。参加したのは、4年間の学びを終えた学生を対象に、担当教員の推薦で科目ごとに選ばれたベストラーナーの中から、さらに選考を経て、選ばれた優秀サービスラーナーの6人。それぞれが「教室」と「フィールド」を往還して学んだ「学而事人(学びて人に仕える)」について発表しました。

今年度の最優秀サービスラーナーに選ばれたのは、モンゴルからの留学生で日本語教育を学ぶツォルモンさん(リベラルアーツ学群)。2017年度秋学期にサービスラーニング科目「年少者日本語教育」を履修。大学での座学後、「町田子ども教室」で40時間にわたり、町田地域の日本語を母語としない小・中学生に日本語や宿題の支援を行いました。プレゼンテーションでは、子どもとの関わりの中で学んだことを発表。子どもの言語は、反復練習ではなく、意味のあるやりとりの中で育つことや、日本語を母語としない子どもの中には、多様な言語能力と文化理解力が構成されていることに気づいたといいます。「学習者一人ひとりを知った上で指導することの大切さを学びました。卒業後は、母国の高校へ就職し、日本語の魅力などを生徒たちに伝えていきたい」とツォルモンさん。

全体の講評として畑山学長は、「発表者一人ひとりが、誰かに寄り添っている姿を感じることができました。フィールドでもがき、学ぶ様子がよく表現できていた。その中で、自分が役に立てる方法に気づく皆さんの発表を通し、“学びて人に仕える”だけでなく、フィールドを経験してから、学びを深める形があることを学びました」と話しました。

優秀サービスラーナーの6人

「学びの使い方と挑戦」 和田昌之(リベラルアーツ学群)
「都路プロジェクトで学んだこと」 今泉かな(リベラルアーツ学群)
「年少者日本語教育」バヤルト オド ツォルモン(リベラルアーツ学群)
「沖縄の土地で見て感じたもの」 奈良原 宇一(リベラルアーツ学群)
「2018年沖縄の選挙 若者の動向から見えること」田中光(リベラルアーツ学群)
「一歩踏み出すこと」 金札美幸(リベラルアーツ学群)

左から奈良原さん、和田さん、ツォルモンさん、畑山学長、田中さん、金札さん、今泉さん

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