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2021年 桜美林学園100周年記念「オリンピック・パラリンピックの世界」が行われました

2018/07/18(水)

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7月15日(日)、町田キャンパス荊冠堂チャペルで、地元の町田市や相模原市にゆかりのあるパラリンピック選手や指導者を招いたシンポジウム「オリンピック・パラリンピックの世界~私たちが未来に向けてできること~」が行われました。2021年の桜美林学園創立100周年に向けて、東京2020オリンピック・パラリンピック連携大学である桜美林大学とオフィシャル新聞パートナーである毎日新聞社共催によるイベントです。卒業生で現在はラジオパーソナリティとして活躍する柳井麻希さんの進行のもと、会場に集まった一般客、体育会に所属する特別強化クラブや健康福祉学群の学生など約350人がアスリートたちの貴重な経験談やパラリンピックにかける想いに耳を傾けました。

冒頭、佐藤東洋士理事長は「北京で始まった本学園は、2021年に創立100周年を迎えます。今後、持続的に発展していくためにも未来に向かったシンポジウムを行おうと思い、今回のイベントを企画しました」と話しました。毎日新聞の丸山昌宏社長は「(今回の共催イベントが)今後も、東京オリンピック・パラリンピックに向けて共に歩んでいくきっかけになれば」とあいさつ。急きょ駆けつけた町田市の石阪丈一市長は、同市でパラバトミントンの世界大会が昨年に続き今年も行われることに触れ、会場で応援することが選手の力になることを力説しました。

第1部は、日本パラリンピアンズ協会会長の河合純一さんが基調講演を行いました。パラリンピックの開催意義を「インクルーシブな社会を創出すること」と話し、開催までの準備期間やプロモーションなども含め、社会を見直し、社会を変えるきっかけにしようと話しました。さらに、「目指しているのは、ミックスジュースではなくフルーツポンチ。それぞれの味が混ざり合うのではなく、それぞれの味わいが残るように、一人ひとりの良さを活かす共生社会をつくろう」と、独自の表現方法を用いて来場者に語りかけました。

第2部は、桜美林大学生によるトークライブ。ビジネスマネジメント学群3年の濵田美砂さん、木嶋望さん、鈴木万里佳さん、八木開希さんの4人が、「We are OBIRINERS~桜美林大学生が未来のためにできること」のテーマに沿って、ブラインドサッカーのボランティア体験など各々が取り組んでいる活動について発表しました。

左から進行役の柳井さん、濵田さん、木嶋さん、鈴木さん、八木さん

第3部は、タレントの大東めぐみさんをコーディネーターにシンポジウム「Make the Future」が行われました。登壇者はパラサイクリングとノルディックスキー選手の鹿沼由理恵さん、パラ陸上競技・マラソン「視覚障害」伴走者の青山由佳さん、車いすテニス日本代表監督の中澤吉裕さん、パラバドミントン選手の豊田まみ子さんと、基調講演を行った河合さん。自己紹介から始まり、競技を始めたきっかけや仕事や練習の両立の仕方など、普段聞くことのできないパラリンピック選手や指導者の話が展開されました。

鹿沼由理恵さん(写真左)と青山由佳さん(写真右)

中澤吉裕さん(写真左)と豊田まみ子さん(写真右)

河合純一さん(写真左)と大東めぐみさん(写真右)

鹿沼さんはリオ大会銀メダルを、河合さんはアトランタ大会金メダルを持参し、披露する場面も。パラリンピックのメダルは視覚障がい者でも分かるように、それぞれのメダルの中に音の異なる鈴が入っていることを説明しました。

相模原市役所に勤めながら伴走者を務める青山さんが、練習でやむを得ず仕事を休まなければいけない時も、職場の同僚が応援して送り出してくれる事の有り難さを話すと、本学周辺がランニングコースだという鹿沼さんは、道行く人が応援してくれることが励みになると言います。大東さんは「応援することが私たちにできることの大切なひとつですね」と話し、2年後のパラリンピックに向け、期待が膨らむイベントとなりました。

なお、当日は、学生スタッフによる車いすやボッチャ、点字の体験も行われました。点字体験をした学生は、「今回の体験で、初めて点字の成り立ちがわかりました」と話していました。

車いすに座ったままボールを投げて白ボールまでの距離を競うボッチャ

点字体験

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