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ビジュアル・アーツ専修×八王子織物工業組合 JFW JAPAN CREATION 2022にオリジナルテキスタイル製品を出展

2021/12/22(水)

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芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修は、八王子織物工業組合との連携事業の一環として、12月7日・8日に東京国際フォーラムで開催された一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「JFW JAPAN CREATION 2022」にてオリジナルテキスタイル製品の展示を行いました。

八王子織物工業組合は、1899年(明治32年)の創立以来、桑都八王子において時代の変遷とともに「多摩結城」「紋ウール着尺」などの和装製品から、インテリア、服地、ネクタイ、マフラー、ストール等の洋装製品を生産。現在では、源流「多摩織」の伝統技術を基に、最新鋭の技術を駆使したドビー・ジャガードの先染織物を中心に世界に発信しており、八王子の伝統と文化を次世代へ繋げ発展させる活動を行っている団体です。また近年、同組合のオリジナルブランド「Mulberry City」では、テキスタイルを学ぶ学生たちから新しいデザインを募集するデザインコンペを実施しており、入賞・入選作品を製品化し、販売を行っています。

父の日のプレゼントを意識した製品「届けtie」

今回のプロジェクトの目的は、八王子織物工業組合が持つ特徴あるテキスタイル製造技術とビジュアル・アーツ専修の学生たちの斬新な発想を組み合わせたオリジナル製品を開発すること。更に、具体的なブランディング・プロモーション施策の検討、展示会でのディスプレイ計画の策定やプレゼンテーションまで実施することも目的としており、デザイン制作のみならず、ビジュアル・アーツ専修の幅広い学びを活かすことができる取り組みとなりました。

オリジナル製品の企画・デザインに取り組んだ学生たちは、織物工場やショールームの視察などを通じて新たな商品企画を検討し、製品プロトタイプを提案。八王子の四季や自然植物、風景などをモチーフとし、オリジナルのパターンデザインを作成し、機屋(はたや)による試作生地からプロトタイプとなる製品を提案しました。今回展示された提案製品は、服飾、インテリア、かばん、傘、小物など、生活に関わる実用的な製品が中心となっています。

8体のテディベア「8prince」

今回、「八王子」にかけて4人の学生たちが共同で手掛けた8体のテディベア「8prince(8体の王子)」。八王子織物工業組合のシンボルとして、同組合オリジナルの生地と誰からも愛されるテディベアを組み合わせ、組合に加入している店先や会社などに置くことで、八王子織物のアピールや認知向上につながるのではと思い、企画、制作。

制作に携わったビジュアル・アーツ専修3年の佐藤瞳光さんは、「テディベア用のパターンデザインを検討するにあたり、8体とも違うデザイン、色味が被ることがないよう、個体差がでるように気を付けました。チームで協力しながら制作を進めなければならなかったので、授業時間以外でタイミングを合わせながら作業を進めていくのが大変でした。自分たちが制作した作品が実際に展示され、来場者の方に興味をもってみてもらうことができうれしかった。今回の取り組みが、次年度以降も続くと聞いているので、今回参加した経験を活かして次回も参加したいです」と語りました。

来場者から頂いた感想・コメント

  • JAPAN CREATIONの他の展示は、生地や素材の展示が主体となっているので、桜美林大学の展示のように完成されたプロダクトの展示は大変目立って見える。
  • 昨今、繊維業界は元気がなく厳しい状況なので、大学との連携事業は面白い。こうした学生作品の提案をビジネスにつなげる方法が見つかると良い。
  • 来場者の興味を引くような展示の仕方を工夫した方がよい。例えば、テディベアが1か所に配置されているが、色々な場所に分散させたり、クマ同士が向かい合って話しているかのような置き方にすると展示スペースに動きが生まれさらに良い展示になる。

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