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「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」BM学生3チームが審査会を通過!最終審査会に挑みます

2021/09/29(水)

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本学ビジネスマネジメント学群の渡邉康洋教授のゼミに所属する学生グループが「多摩地域マイクロツーリズムコンテスト」に応募し、3チームがタマリズム活動支援金審査会を通過、最終審査会に挑みます。このイベントは、新型コロナウイルス感染拡大により、観光事業者や飲食店をはじめとした地域経済が大きな影響を受けていることを踏まえ、マイクロツーリズムを「地元や近隣を含めた広義の観光まちづくり」と定義し、実用可能なマイクロツーリズムプランの構築から、継続性のある地域活性化を目指すものです。

今年度のテーマは、郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえ、「郊外住宅地型」の観光まちづくり。多摩市、稲城市に関わるまたは活用される可能性のあるものが条件です。
学生たちは、5月に行われた事前説明会に参加しエントリー。8月に自治体や観光協会、企業の方々との交流の場として実施されたマッチング会に参加し、企画の実現性を高めるためのヒントを得ました。そして9月に行われた審査会でプレゼンテーションを行い、審査を通過した3チームは、活動支給金10万円を獲得しました。審査を通過した提案は、以下の3つです。
・雫のように恋をしよう!女子力UPツアー
・多摩で日帰り海外旅行~究極のマイクロツーリズム~
・知らない人はもう稲いふるさとサイクリングツアー

『雫のように恋をしよう!女子力UPツアー』は、「耳をすませば」の聖地である聖蹟桜ヶ丘を、女子力アップ・健康・聖地巡礼のテーマで巡る女子旅。映画の舞台となった場所を徒歩と自転車で巡り、アボカド石鹸づくりやオーガニック化粧品づくりをプランしています。事前説明会で聖蹟桜ヶ丘が「耳をすませば」の聖地であることを知り、アニメツーリズムへの注目の高まりを活かせば、街を活性化させられるのではないかと考え、このツアーを立案。チームメンバーは、若者目線を大事にした「若者のほしいもの」を詰め込んだこのツアーに自信を見せました。リーダーの菊池さやかさんは「審査を通過させて頂いた分、責任をもってより質の高い提案になるよう準備を進めていきたい。多摩市の活性化に貢献出来たら嬉しい」と意気込みを語りました。

『多摩で日帰り海外旅行~究極のマイクロツーリズム~』は、多摩市にある海外に似た景色8か所を巡る旅。パルテノン大通りやイタリアの本格的なピザ、最後にはメキシコの夕焼けが見られる場所を用意しています。マッチング会では、ツアーコンダクターの恰好をし、キャリーケースを引きながら発表し旅の雰囲気を演出。参加者からは、どのようにしてこの場所(海外観光地に似た景色)を見つけたのか、とても驚かれたそうです。このツアーの醍醐味は、観光案内を留学生が行う点。より海外旅行感を感じることができたり、現地のちょっとした「プチ情報」も聞くことができるなど、より一層ツアー参加者に楽しんでもらう工夫をしています。副リーダーの奥田ひかりさんは「10月、11月に予定しているモニターツアーを通し、留学生のガイドや、まわる場所が適切か否か見直したい。素敵なツアーを作っていきます」と笑顔を見せました。

『知らない人はもう稲いふるさとサイクリングツアー』は、おばあちゃんの家に行ったときのような、温かい田舎の雰囲気を楽しむ稲城市サイクリングツアー。川のせせらぎや緑に囲まれた神社で自然を満喫したり、陶芸体験でオリジナル作品を作成したり、古民家カフェでゆっくりとした時間を提供する予定です。審査会では「何をもって田舎とするのか」を指摘され、チーム内でも定義が曖昧であることを痛感。ツアー参加者がより高い満足感を得るために、まずはじめに田舎の定義を明言した方が分かりやすいということに気づかされたと言います。リーダーの藤倉海斗さんは、「実際に稲城市に足を運んでみると、東京という感じがなく、しーんとしている感じがした。“何もない”と弱点に捉われてしまう点でも、人の温かさ、静かさの中にある水のせせらぎ、全身で感じる自然など、逆に魅力として発信できるのではないかと思っている」と話しました。

学生たちは支給された給付金を用いて、今後実証実験(フィールドワーク)を行います。最終審査会(タマリズム報告会・ドラフト会議)は2月10日に開催されます。

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