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シラバス詳細情報

開講年度 2018年度
開講学期 2018年度 春学期
授業コード 20071
科目 文章表現I (A-d)
教員氏名 小畑 嘉丈
授業種別 週間授業
授業方法 演習
授業概要 <文章表現Ⅰ・共通シラバス>
 自己表現に熟達する努力なしに、自己実現に到る道はない。文章をつくるトレーニングを通して、考える癖を身につけ、自分を発信型の人間に変えていくことをめざす。
 言葉を磨く。ものを幅広く深くみる力をつける。論理的な思考を身につける。自分のメッセージをきちんと相手に伝えることのできる、説得力に富んだ人間になる。他者の書いたものに接することで個性的な生き方を知り、自分の可能性を広げる。——「書く」という営為がそれらすべての出発点になる。 
到達目標 まず、文章に対する苦手意識を克服する。さらに、筆者ならではの体験・観点・思考などを具体的かつ正確に伝えられるようになる。社会で通用する「文章によるコミュニケーション能力」を身につける。 
授業計画 ※これは「文章表現Ⅰの共通シラバス」ですので、講座共通のポイントのみを示してあります。
※具体的な内容や進行予定は、各クラスの担当教員が教室で配布するシラバスで確認してください。
※さいごに、授業の進めかたの一例を記してありますので、参考にしてください。

■ まずは書いてみる——考える癖を身につける
  ◎読みやすい文章を心がける。
    ・原稿用紙の使いかた。
    ・改行や句読点の使いかた。漢字と仮名のバランス。
    ・簡潔に書く。
  ◎文章とはなにか。書くことの意味はなにか。だれになにを伝えるのか。「伝える」ために不可欠な要素はなにか。
  ◎「話すこと」と「書くこと」のちがいはなにか。

■ 自分を語る、体験を伝える
  ◎イメージを共有する。見たまま感じたままを表現する。描写する。具体的に書く。
  ◎観察する。つかみとる。言葉を選ぶ。文章を組み立てる。
  ◎「感想文」からの卒業。

■ 主張を語る、思考を伝える
  ◎「作文」と「小論文」のちがいはなにか。
  ◎多角的考察。客観性の確保。剽窃のいましめ。
  ◎「学習報告レポート」(調べ学習)にとどまっていてよいのか。

■ より魅力的な文章をめざす、表現力を高める、メッセージの質を高める
  ◎書き出しと結びの工夫、比喩表現、「私は」の省略、あいまい表現からの脱却、そのほかの表現技術。
  ◎言葉を磨く。用字用語に強くなる。辞書を使いこなす。
  ◎しなやかでゆたかな発想。ユニークな視点。一般論・常識論から脱する。
  ◎受信者としてのトレーニング 
    ・読書のすすめ。他者の文章に学ぶ。
    ・使える情報、発信できる情報を身につける。
    ・読みとる力を鍛える。

■その他の共通事項、注意点等
  ◎学期中に最低4本ないし5本の課題作品を書く。提出した作品には添削指導をおこなう。
  ◎受講の際は、「国語辞典(電子辞書可)」と「A4判の縦書き400字詰め原稿用紙」を持参すること。

【参考:各回授業内容の一例】
  第1週(4月17日):文章表現を学ぶ意義。受講上の注意。課題作品①の執筆。
  第2週(4月24日):原稿用紙の使いかた。、表記の基本。漢字と仮名のバランス。
  第3週(5月1日):書くときにまず注意したいこと(改行、句読点、簡潔な一文など)。課題作品②の執筆。
  第4週(5月8日):描写、体験を具体的に書くことの重要性。
  第5週(5月15日):構成の基本。書き出しと結びの工夫。課題作品③の執筆。
  第6週(5月22日):読者の目で文章を検討する。課題作品③の相互講評。
  第7週(5月29日):「作文」に必要な要素。正確な表現、豊かな表現(用字用語、比喩など)。
  第8週(6月5日):イメージマップやアウトラインを作成して書いてみる。課題作品④の執筆。
  第9週(6月12日):「作文」に関するおさらい。質疑応答による疑問点の解消。課題作品⑤の執筆。
  第10週(6月19日):論文の基本①/「作文」とどこがちがうのか。
  第11週(6月26日):論文の基本②/論文に必要な要素。論文の基本形。引用のルール。
  第12週(7月3日):論文の基本③/アウトラインを作成して「小論文」を書いてみる。課題作品⑥の執筆。
  第13週(7月10日):これまでの内容全般に関するおさらい。疑問の解消。
  第14週(7月17日):締めくくりの作品として、課題作品⑦の執筆。
  第15週(7月24日):まとめの講義。質疑応答。アンケートの実施。
授業時間外学習 課題作品には添削指導を行う。添削を受けた作品の問題点を確認し、克服すべき問題点を主体的に分析しておく。授業で取り上げるポイントもふくめ、つねに次回作執筆に備える。  
テキスト 使用しない。  
参考書 使用しない。  
評価基準 課題作品で達成度を判定する。添削後に返却された作品により、受講者は評価内容を知ることができる。また、成績評価のさいには、出席数、課題提出数等も参考とする。詳細は、各クラスの担当教員から別途、案内がある。 
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最終更新日 2018/03/03

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