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【BM】DEIBを推進するためにできることを考える ーBM学群とHISの活動報告会を実施ー

2025/11/17(月)

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11月5日(水)に新宿キャンパスでビジネスマネジメント学群と株式会社エイチ・アイ・エスが運営するHR領域の研究機関「Hcross」が、「DEIB」をテーマにした学生の実践的な学びと企業の人事担当者との交流を目的とした「共創プロジェクト」の活動報告会を開催しました。
本プロジェクトは、企業のダイバーシティ推進に関して、学生の新鮮な視点を掛け合わせることで、新たな気づきや解決策を探るプロジェクトです。この取り組みを通じて、単なる情報提供の場を超え、企業と次世代が未来の人事課題を共に解決していく「共創のハブ」となることを目指します。
今回のテーマは「DEIB(Diversity=多様性、Equity=公平性、Inclusion=包括性、Belonging=帰属意識)」。「DEIB」は、労働人口の減少と価値観の多様化を背景に、企業の持続的成長に不可欠な経営課題となっています。多くの企業では、「推進担当者を置いたものの、具体的な施策が現場に浸透しない」、「研修は行うが、行動変容に繋がらない」といった課題を抱えています。学生たちは川﨑昌准教授、近山和広准教授のもと、Hcrossの研究員とのミーティングを重ね6カ月にわたり「企業におけるDEIB推進のコンテンツ検討」を行いました。

今回の報告会では、約半年間の活動の成果を共有しました。会場には「本物の学び」を目指す学生と企業関係者が集まりました。報告会に参加いただいた企業は以下の通りです。

【参加企業】東急ホテルズ&リゾーツ株式会社、株式会社トリドールホールディングス、日本ハム株式会社、ピースマインド株式会社、株式会社WOWOW、株式会社エイチ・アイ・エス

川﨑ゼミの2年生がイベントの集客・運営を担い、当日の司会を行いました。近山ゼミの3年生が2つのグループに分かれて制作したコンテンツを発表しました。
グループ①では自作の動画を用いてケーススタディを行う形でハラスメントについて解説。「この場面はパワハラに当たるか」などの質問に対して、参加者に意見を聞いたり、また学内で事前に調査した回答結果を用いて発表を行いました。「動画に出てきた場面は、ハラスメントという言葉を過剰に使ったり、悪用する“ハラハラ”であることを前提に作成した。しかし、ハラスメントかどうかの判断基準は受け手がどう思うかであることを念頭に置く必要がある」と説明しました。
グループ②では、独自のバイアス診断を展開。企業で働く従業員を対象としたアンケート調査結果を参照しながら、自分がどのような物事の捉え方のクセがあるかを知ることが大切と話しました。

参加した学生たちは、「ハラスメントという言葉は知っていたが、考える機会がなかったので新たな視点を得ることができ勉強になった」「自分の行動も受け手によってはハラスメントになることがあると知り、気を付けたい」「アンコンシャスバイアスは自分にもあると感じた」「偏見に基づいて行動してしまったことがあったので見直したい」と振り返りました。
企業の参加者からも「学生の発表は実際の現場で課題となっているポイントを捉えており、参考になった」「ハラスメントやアンコンシャスバイアスについて改めて考える機会になった」「学生の一生懸命な取り組みに感銘を受けた」との声が寄せられました。

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