
7月15日(火)、校友会からミャンマーからの留学生に対し「ミャンマー地震支援金」の贈呈式が行われました。この支援金は2025年3月28日(金)にミャンマーにて発生したマグニチュード7.7の大規模地震により被災した家族をもつミャンマーからの留学生を支援するもの。この地震より、本学に在籍するミャンマーからの留学生22人のうち2人の住居が半壊するなどの被害を受け、現在は一度家屋を解体し、再建作業が進められているとのことです。
学園および大学内で支援の在り方について検討した結果、桜美林大学奨学生規程第10条に基づき、日本国内での災害を想定して定められた「災害救助法発令時の緊急奨学生採用に関する内規」を準用し、支援を行うことが承認され、 被災した家族をもつ学生2人の2025年度春学期の学納金全額が免除されることとなりました。今回のような海外での災害については、補助金の適用が困難であり、大学として主体的な支援を行うとともに、校友会「災害等緊急支援金」より、支援額の1/2にあたるご支援を賜ることとなりました。

贈呈式には小礒明校友会長、畑山浩昭学長、山口有次副学長、留学生を代表してジンミャット・ツーゾーさん(リベラルアーツ学群2年)が参加。支援決定通知書の授与、支援金目録の贈呈が執り行われました。畑山学長より校友会に対し、感謝状の贈呈も行われました。
小礒会長は、「日本も自然災害が多く、決して他人事ではない。少しでも桜美林での学びが継続できるよう支援したいと思った。桜美林は温かい学校であると改めて感じた」と話し、畑山学長は「留学生が桜美林で一生懸命頑張っていることは我々の誇りである。国内の災害支援はこれまでに何度か行ってきたが、今回は留学生に対して初めての支援となった。相手の立場に立って考えることや“お互い様”と支え合う文化は本学のカルチャーである。今は大変な時期かと思うがみんなで乗り越えていきましょう」と温かい言葉が送られました。

今回の支援の対象となったツーゾーさんは「今回このような支援をいただき、とても嬉しく思う。お話をいただいたときはとにかく驚いて、ミャンマーで暮らす母に電話をし、一緒に感謝しました。現在は情報科学とデータサイエンスを学んでいますが、さらに一生懸命に取り組み、日本での就職や大学院への進学を志しながら、母の生活を支えていけるよう頑張ります」と話しました。
被害に遭われた学生をはじめ、現地にご家族やご親族がいらっしゃる学生の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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