ECO-TOPプログラム 6人の修了者が誕生しました

2024/03/27(水)

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3月19日(火)、学位授与式後にECO-TOPプログラム修了証授与式が行われ、阿部温子リベラルアーツ学群長から認定者6人に修了者登録証が手渡されました。

ECO-TOPプログラムとは、大学のカリキュラムと企業・NPO・行政の3部門へのインターンシップを通じて、自然環境分野で幅広い知識を有し、行動できる人材を育成するための東京都のプログラム。所定の科目を修得した学生に対して、都から修了者登録証が交付されます。

今年度の卒業生は、新型コロナウイルスが流行しはじめた年に入学。入学してからの3年は制限が多く、思い通りに活動することが難しい時期を過ごしました。

三浦里佳子さんは入学当時、コロナ禍の影響でサークル等の活動が活発でなかったことから「4年間という長期間を通して、何か頑張ったと言えることがほしい」と考え、本プラグラムへの挑戦を決意。NPO、企業、行政でインターンシップを行い、暮らしの中でサービスを直接住民に提供していると感じた行政(市役所)への就職を決めました。「市民に環境問題などを分かりやすく伝えるためにはどうしたら良いか、このプログラムを通してより考えるようになった。今はやり切った達成感を感じるとともに、1つのことを追求して取り組んだことが自信となっていると感じる。ECO-TOPプログラムで得たコミュニケーション力や考える力をこれからの人生に活かしていきたい」と笑顔を見せました。

川口智史さんは、哲学を学ぶために本学に入学。突如現れたコロナウイルスに世の中が大きく影響を受けたことを目の当たりにし、何か資格を取得した方が良いと考え本プログラムへの参加を決めました。リベラルアーツ学群で哲学と環境学を専攻し、卒業論文では2つの分野に関係する「環境倫理学」をテーマに扱いました。「人間と自然の関わり方について、知らなかったことがたくさんあり、学ぶことができて本当に良かったと思っている。環境に良いだけでは社会は回らないことを知り、資源をどのように持続的に使うのかを考えていく必要があると感じた。4月からはガスエネルギーを取り扱う仕事に就くため、環境により良いことができるよう、ECO-TOPプログラムで得た知識や経験を活かしながら考えていきたい」と今後の展望を話しました。

コロナ禍の影響で今後の人生を見つめ直した学生たち。「このまま自分の好きなこと、興味のあることを選んで本当に良いのか」などたくさん悩み、考え、行動してきました。世の中は変化し続け、予測の難しい時代になっていますが、決して悲観的にならず、「今の自分にできること」を考え抜き、挑戦を続けた卒業生たちの今後の活躍に期待が高まります。

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