リベラルアーツ学群藤倉ゼミのリユースプロジェクト班と学生課が協働で、町田キャンパス内で遺失物として届けられた傘を活用し、貸し傘として再利用する活動を試験的に開始しました。
町田キャンパス内において、年間約200本近くの傘が遺失物として回収され、そのほとんどが持ち主に引き取られず廃棄されていました。
今回、リユースプロジェクト班の学生たちは、傘の廃棄と新規購入はプラスチック等の資源の大量消費・大量廃棄につながっていることやプラスチックは廃棄・焼却処理される過程においてCO2の排出を増加させている、という点に着目し、持ち主不明の傘を廃棄せず、貸し傘としてリユースすることで、資源の消費、廃棄物の削減、ひいては地球温暖化の防止につながると考え、貸し傘プロジェクトを提案しました。これは、SDGs「12 つくる責任、つかう責任」に貢献できる取り組みとなっています。
また、貸し傘を活用することにより、学生がビニール傘等を購入する必要がなくなるため、学生の経済的支援にもつながっていきます。
リユースプロジェクト班の学生たちは、11/7から12/7までの約一か月間で貸し傘制度の試験運用を行うことで課題を洗い出し、今後町田キャンパス内で貸し傘制度を実施していくための制度設計をしていく予定です。
このプロジェクトを企画している学生は、「今回の貸し傘の取り組みは、SDGs「12 つくる責任、つかう責任」に当てはまるので、雨が降った時にただ貸し傘を使うだけではなく、貸し傘を使うことでSDGsにも貢献していることを実感してもらえらばと思います」とこのプロジェクトに込めた想いを話しました。
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