• HOME
  • ニュース
  • 2023年度
  • 先輩から後輩へ学びを還元するキャリア教育プログラム(ビジネスマネジメント学群)

先輩から後輩へ学びを還元するキャリア教育プログラム(ビジネスマネジメント学群)

2023/09/06(水)

  • 大学
  • ビジネスマネジメント学群
  • お知らせ
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

ビジネスマネジメント学群では、2021年度より「キャリアデザインB」という科目(2年生対象)を開講しています。PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)形式で、リテラシー(思考力)とコンピテンシー(行動実践力)のスキルを効果的に伸ばせるよう構成された授業です。授業では、与えられたプロジェクトをチームで行い、ディスカッションを通して、課題発見や議論の手法、情報収集、情報分析、協働の大切さや難しさを学習していきます。
この授業の特徴は、前年にこの授業を履修した3年生が、専門トレーナーの指導の元、ティーチング・アシスタント(TA)として教壇に立ち、授業を運営する仕組みです。自らの経験を元に履修生の学びをサポートするTAと、1学年上の先輩から教わる履修生が、近い距離感で刺激を受け合いながら、相互に成長することを目的としています。加えて、履修生は、履修後に入るゼミでもこの学びを活かし、スキルを発揮することができます。

履修生・TA経験者のコメント

〇2022年度のTA経験者(4年生・角田彩英さん)※キャリアデザインB履修1期生
TAを経験したことで、話す力・聞く力が身につき、就職活動の面接やグループディスカッションの場で緊張しませんでした。面接では、TAの経験を通して得たスキルとして、コミュニケーション能力や、人を分析する力をアピールしました。成長実感を持っていたので、説得力のあるPRができたと思います。TAのときは、常に振返りと改善を繰り返しながら授業を行っていたので、就職活動でも、選考を受けるごとに、振り返りを行い、課題を見つけて改善することが自然にできました。安易な考え方をしなくなり、キャリアビジョンをしっかりと描いて進路決定することができました。

〇2023年度のTA(3年生・久松美優さん)
2年生のときにキャリアデザインBを履修して成長を感じたので、後輩が成長していく姿を見てみたいと思ってTAに立候補しました。TAになって、キャリアデザインBは、答えを与えないことであえて考えさせ、成長させる授業だとわかりました。私は、自分に足りない部分を、TAからではなく、クラスの仲間から学んで発見してほしいという気持ちで授業をしました。そのために、リーダーシップがある人と、全員の発言をうまく回せる人を同じグループにして補完し合えるようにしたり、自分の経験をもとにアドバイスをしてディスカッションが活発になるよう促したりしました。授業運営というプロジェクトをチームで行い、後輩の成長を助ける経験をしたことで、チームワークや後輩育成など、社会に出てから必要になるスキルを身につけることができたと思います。

〇2023年度の履修生(2年生・笠井愛花さん)
1学年上の先輩が教える授業は、距離感が近くて話しやすく、同じ授業を履修していたからこその学生目線のアドバイスがもらえたのでよかったです。私は自分の意見を一方的に言いすぎてしまうことがありましたが、この授業を通して、人の意見を受け入れられるようになり、他の人が何故こういう意見を出してくるのか、という背景まで考えられるようになりました。グループワークでは意見を言いやすい雰囲気を作ることが重要だと気づいて、メンバーに話を振るように心がけました。以前は自己主張ばかりしていましたが、自分はリーダーシップを取るより、場をうまく回すサブリーダー的な役割が向いている、という新たな一面を発見し、調整役として成長できたと思います。

2021年に開講した「キャリアデザインB」を履修し、TAを経験して自己成長した1期生たちが最終学年となり、就職活動を終えて、各々が納得のいく進路決定をしました。先輩から後輩へ学びを還元する「キャリアデザインB」は、今後、ビジネスマネジメント学群のキャリア教育の柱となる教育プログラムです。

関連ニュース

ページの先頭へ