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薬物に対する正しい知識を理解するための「薬物乱用防止セミナー」を実施

2023/09/04(月)

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8月22日(火)、運動部員をはじめとした各種団体に所属する学生、海外留学等を予定している学生や米国で研修を行うフライト・オペレーションコースの学生たちを対象とした薬物乱用防止セミナーを実施し、対面・オンラインをあわせて約430人の学生・関係者が参加しました。

セミナーには、警視庁薬物銃器対策課の前澤健志警部補、熊坂優佳巡査部長、町田警察署犯罪対策課の田島浩史警部にお越しいただき、薬物の種類やその影響、入手方法、使用に関する現状や危険性などについて講演を行いました。

警視庁薬物銃器対策課 熊坂 優佳 巡査部長

講演内で熊坂巡査部長は、近年薬物の売買は繁華街などではなくSNSを介して行われることが多くなってきていることを指摘し、日ごろからSNSの利用頻度が高い大学生を含む若年層は特に注意が必要である、と参加学生たちに注意を呼びかけました。更に、SNSなどで大麻の有害性を否定している書き込みが散見されていることに警鐘を鳴らし、大麻を使用することで記憶力、行動力、集中力、判断力や学習能力の低下など脳の働きや成長に著しく悪影響を及ぼすなど、大麻への誤った認識や使用したことによる具体的な危険性、さらには大麻を使用したことによる刑罰などについても詳しく説明がなされました。

日本国内における具体的な事例だけではなく、海外留学等を予定している学生向けには、薬物の規制が日本より緩い国・地域での薬物使用に関する具体的な実情などを交え、異文化における薬物に対する考え方や実際に薬物使用を誘われたときの対応方法などについても学生たちに対してわかりやすく説明が行われました。また、海外に滞在中に知らない人からアルバイト感覚で荷物を預かり、薬物密輸に利用されないようにするなど、薬物を使用すること以外でも薬物トラブルに巻き込まれないよう気を付ける必要があると注意を促しました。

最後に、薬物乱用から身を守るためには、①きっぱりと断る、②自分の気持ちを説明する、③危ない状況には近づかない、④危険からはすぐに立ち去る、の4つの原則を守ることが大切であり、一人で悩みを抱え込むのではなく、身近な人たちや警察などに相談するようにしてください、とメッセージを送りました。

セミナー参加者からのコメント(アメリカンフットボール部主将 井上 裕嗣さん)

今まで薬物については、自分自身の身近にある問題であるとは思っていなかったが、最近のニュース、報道、また本日のセミナーに参加したことで、他人事ではないと感じました。部活動に取り組めている現状は当たり前の環境ではなく、常にサポートしていただいている周囲の人々に感謝の気持ちを忘れず、裏切ることのないように行動していきたいと思います。  

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