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百聞は一食にしかず!「ビジネス演習(フードビジネスと食材/料理)」

2023/02/08(水)

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森野熊八先生

1月18日(水)、新宿キャンパスのフードレクチャールームにて森野熊八先生による「ビジネス演習(フードビジネスと食材/料理)」の今年度最後の授業が行われました。

この授業では、学生たちが「食」に関する様々な事柄*を学修し、フードビジネスの世界に携わる上で大切となる基本的な知識・教養を修得します。また、目の前で作られる和洋中料理を通じて、その調理や食材に関する知識についても学ぶことが出来ます。

※食文化・歴史、各料理の特徴、テーブルマナー、食事の重要性、食の安全、食の旬、食材について、生産・加工・流通・販売、プロの調理技

今年度最後の授業の題材に選ばれた料理は「ステーキ」と「ローストポーク」。今回は、2020年からこの授業のために品質の高い食材である「鹿児島黒牛」と「茶美豚」を継続的にご提供いただいているJA鹿児島きもつきから下小野田寛組合長をお招きし学生たちに向けてお話をいただきました。

JA鹿児島きもつき 下小野田 寛 組合長

下小野田組合長はお話の中で、「家畜にしても、野菜、果物にしても、命をいただくことで、私たちは命を続けさせてもらっています。畜産農家の方々は、牛や豚などの家畜を自分たちの家族のように、愛情をこめて一生懸命育てています。だからこそ、今日みなさんに食べていただく鹿児島黒牛と茶美豚は気に入っていただけると思うし、おいしいと思います。しっかりと味わっていただきながら、食材の背後には畜産農家の方々がいらっしゃることを思っていただき、また日本の食を誇りに思ってもらいたいです。私たちは、これからの日本を背負っていく皆さんを、食を通じて応援していきたいと思います」と、学生たちにメッセージを送りました。

「鹿児島黒牛」と「茶美豚」とは

鹿児島黒牛

鹿児島黒牛

「鹿児島黒牛」は、和牛生産日本一の鹿児島が誇るブランド和牛であり、5年に1度実施され、和牛オリンピックとも呼ばれる全国和牛能力共進会において、平成29年に続き令和4年に行われた第12回全国和牛能力共進会においても和牛日本一に輝いています。また、「KAGOSHIMA WAGYU」として、アメリカや香港、台湾などの海外からも需要が高く、今後ますます世界中で愛される鹿児島黒牛として期待が寄せられています。

茶美豚(ちゃーみーとん)

茶美豚(ちゃーみーとん)

「茶美豚」は、緑茶に含まれていて身体を健康に保つ作用がある「カテキン」やトウモロコシ、サツマイモ、大麦等が入った飼料を与えて肥育されている鹿児島発祥のブランド豚です。自然に近い環境でストレスなく育てているため、上質な赤身とクセのない脂、深い味わいを兼ね備えています。旨味成分のイノシン酸を多く含んでいるので、確かな旨味を感じることができる豚肉です。

今回の最終授業で森野先生は、「素材の味を作っているのは、生産者と地球(環境)。これがすごく大事だと思っています。これから食事をするときには、料理を作った人のことだけではなく、農業や畜産業に関わる人たちが手間暇と愛情を込めてその素材を作っている、育てているということを思い出してほしいです」と学生達にメッセージを送りました。

この授業に参加したビジネスマネジメント学群3年の丸山拓己さんは、「今回試食させていただいたようなお肉を口にする機会は今まであまりありませんでしたが、ただ食べるだけじゃなくて、家畜生産の過程、成長した牛や豚を解体して食肉となる流れや家畜を育てる生産者の想いを生で伺うことができてとても良い経験になりました。この授業は、森野先生の食に対する思いがすごく伝わってくる授業で、今まで以上に食を意識する良い機会になりました」と話しました。

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