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2022年度学群奨学金・研究科奨学金の奨学生証授与式が行われました

2022/12/26(月)

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12月13日(火)、2022年度学群奨学金・研究科奨学金の奨学生証授与式が行われ、4学群(リベラルアーツ学群、ビジネスマネジメント学群、グローバル・コミュニケーション学群、芸術文化学群)から1人ずつと、国際学術研究科国際学術専攻(心理学実践研究学位プログラム、グローバルコミュニケーション実践研究学位プログラム、大学アドミニストレーション実践研究学位プログラム)から選ばれた大学院生4人の合わせて8人が表彰されました。

「学群奨学金」「研究科奨学金」とは、学内外に問わず桜美林大学生・大学院生として顕著な活躍をみせた学生を奨励するために、2021年度より新たに始まった制度。各学群・研究科より教授からの推薦により選ばれました。
学生は1人ずつ功績の概要を紹介され、学群長または担当教員から温かいコメントや激励ともに奨学生証と奨学金目録を手渡されました。

堀潔副学長は、「皆さんの活動、活躍を聞くと、桜美林には多様な学生がいることを改めて感じさせられた。皆さんの努力と成果が、このような形で評されたことは非常に喜ばしく、また今回の機会が皆さんのさらなる活躍につながることを心から期待しています」とエールを送りました。

2022年度学群奨学金 奨学生

(左から)野口優穂さん、阿部温子リベラルアーツ学群長

リベラルアーツ学群 野口優穂さん(3年)
功績:2022年4月に開催されたオンライン国際交流イベントに、本学の学生代表として参加。イベント内で素晴らしい発表を行い、本学の国際交流に貢献。

自らの視野を広げたいとリベラルアーツ学群に進学。初めての全て英語で行った発表は、事前に発表を収録したものを提出するもので、相手の反応を見ることができないだけでなく、普段の発表時では気にならないような点(言い回しや初めのあいさつなど)が難しく感じたそうです。イベントを主催した学校とのやり取りも全て英語で行われましたが、貴重な機会だと前向きにとらえ、楽しみながら最後までやり切りました。2月からアメリカでの短期留学に挑戦し、語学力を磨くだけでなく、日本語を教える授業の補助を行う予定。これからもチャンスを掴み挑戦していきます。

(左から)田中結子さん、尾川佳子准教授(田中さんのアドバイザー教員)

ビジネスマネジメント学群 田中結子さん(4年)
功績:初代サクベジプロジェクトのメンバーとして、クラウドファンディングやマルシェ開催を成功させた。また新宿キャンパスの学生団体「さくら~ず」の代表として、新宿キャンパスの運営に貢献。2022年度の入学式では、学生代表スピーチを務めた。

もともとCAになることを志望していましたが、コロナ禍で留学を断念。「何ができるか」を常に考えて行動し、留学に行けなかったメンバーと「まずは国内のことを知ろう」と日本食に着目し、中でも「江戸野菜」について学ぶことに。サクベジプロジェクトに繋げ、「農業」という新たな挑戦をしました。また視野を広げるために履修したIT関連の授業をきっかけIT業界に興味を持ち、就職を決めました。将来は女性リーダーとして活躍し、ITの技術で社会や人々の暮らしを便利に豊かにすることに貢献していきたいです。

(左から)フチットバータル ビンデルヤさん、池田智子グローバル・コミュニケーション学群長

グローバル・コミュニケーション学群 フチットバータル ビンデルヤさん(3年)
功績:日本語特別専修で日本語を学びながら、専修で初となるGCGOプログラムを使って英語圏への留学に挑戦。第2言語、第3言語での学びを深めている。在日外国人を支援するNPO法人を設立し、コロナ禍で生活に苦しむ人々の支援を行った。

入学した年にコロナが拡大し、授業の全てがオンラインとなった。友だちが中々できず気持ちが沈むことがあったが、自分から進んで話しかけたりすることで友だちもでき、苦手だった英語にも取り組むことを決めました。日本に留学している期間に、アメリカへ留学できると知り、大きなチャンスだと捉えて挑戦。将来は、立ち上げたNPO法人で、主に教育関係の事業を中心に、モンゴルで困っている人の役に立ったり、日本で学びたいと考えている人の支援をする活動をしていきます。

飛田奏さん

芸術文化学群 飛田奏さん(4年)
功績:第17回ACジャパン学生広告賞新聞広告賞へ挑戦し、グランプリを受賞。ビジュアル・アーツ専修の名を全国へ大きくアピールした。

クリエイティブなことを学びたいと思い、芸術文化学群のビジュアル・アーツ専修に進学を決めました。入学当初は、「将来は芸術系に進みたい」と思っていましたが、それはただ絵を描くのが好きなだけで、仕事にしてずっと絵と向き合っていくことは、自分には向いていないと感じるようになりました。桜美林大学で分野を絞らず色々な授業を履修する中で、幸運にも他に興味を惹かれるものと出会うことができました。大学生活の中で多種多様な作品を目にする体験をしたことは大変貴重であり、今後社会に出る上で是非活かしていきたいと考えています。

(左から)河合美子健康福祉学群長、前しおりさん

健康福祉学群 前しおりさん(4年)
功績:子育て支援・里親支援・障害児支援など児童福祉及び保育分野のボランティアにおいて、本学での学びを活かした多大な活躍・貢献があり、「学而事人」を体現した学生である。また、卒業後についても障害児支援への貢献が見込まれる。

保育実習での利用者の方との出会いや、祖父の介護で役に立ちたいと思ったことをきっかけに、障害や介護など様々な福祉分野に興味を持つようになりました。大学で実習や興味のある授業を履修するだけでなく、外部の講演会や介護の研修に参加したり、保育・福祉に関わるアルバイトやボランティアをするなど沢山の経験を通して、特に障害児支援において制度があっても支援が行き届かない現状や、多くの課題があることを知りました。将来は現場で働きながら、誰もが自分らしく生きられる社会を実現するためにはどうすれば良いかを考え社会に発信していけるよう、日々学び続けて行きたいと考えています。

2022年度研究科奨学金

(左から)雨珈さん、鈴木勝博大学院学務委員長

国際学術研究科国際学術専攻グローバルコミュニケーション実践研究学位プログラム
李 雨珈さん(2年)
功績:自らの日本語学習経験にもとづく広い視野と言語に対する鋭い分析力・考察力を持ち、研究とともに教育現場に必要な実践力も修得しようという意欲と成果が評価された。
研究テーマ:初級日本語教科書における条件表現の導入について—ナラの用法と提示方法を中心に—

2017年に来日し、日本語学校から学び始めて他大学に進学した後、研究分野にて有名であったこと、カリキュラムの自由度が高いことを踏まえて桜美林大学院での研究の道を選択。現在は、日本語の条件表現「なら」の用法と教材への導入に興味を持ち研究を進めています。これまで日本で使われている日本語教材にあまり触れて来ず、教材の中での用法の提示の仕方などに、中国との違いを感じています。日本の百人一首、神話、アニメなどに魅力を感じるなど、日本の文化や言語の中に美しさを見出し、将来は日本語教師になることを目標としています。

(左から)岸野莉奈さん、鈴木勝博大学院学務委員長

国際学術研究科国際学術専攻心理学実践研究学位プログラム 岸野莉奈さん(2年)
功績:日本ストレスマネジメント学会第19回大会大会発表奨励賞受賞の他、学術論文に発表した論文および査読ありの研究発表があわせて20件と、研究業績が極めて優れている。
研究テーマ:随伴性認知に着目したペアレントプログラムの効果の検討

昔から学校が好きで、不登校や障害を抱える子どもの存在に関心を持っていましたが、発達障害の子どもをもつ知り合いの話をきっかけに、保護者の育児ストレスに目を向けるようになりました。大学院では、先生や先輩などゼミの仲間と共に学会に訪れたり、協力して研究を進めて行く中で、一層学びが深まっていることを感じています。大学院で研究したことが、保護者の育児ストレスに関する取り組みの一助となれば幸いですし、将来は心理士として、研究したことを現場で活かしていきたいと考えています。

(左から)大金保穂さん、鈴木勝博大学院学務委員長

国際学術研究科国際学術専攻心理学実践研究学位プログラム 大金保穂さん(2年)
功績:子どもに関する仕事と研究を両立させ、どちらも非常に積極的で精力的に活動しており、保育園、放課後等デイサービス、小児病棟でのボランティア活動等の社会活動も積極的に行っている。
研究テーマ:乳児の親子体操が母子の心身の健康に与える影響について

社会人になり、現場で赤ちゃん体操を通して子育て支援に携わる中で、エビデンスに基づく実践が母子・父子の心身の健康をより高めるのではないかと考え、大学院に入学しました。
大学院では、赤ちゃん体操の研究に取り組みながら、ポジティブ心理学を学び、体操と心理学を組み合わせた健康指導を提案したり、赤ちゃん体操の普及を目指しています。また、ポジティブ心理学があらゆるジャンルの現場と融合し、実践されていくことを期待しており、それぞれの現場に合った手軽な導入方法を考案中です。想いを形にしていくために、ご指導いただいている先生方、共に歩む仲間達、応援してくれる家族にいつも感謝しています。

国際学術研究科国際学術専攻大学アドミニストレーション実践研究学位プログラム 古川恵美子さん(2年)
功績:大学職員としての職務に精励しながら、各科目の授業や専攻演習に真摯に取り組み優秀な成績を修めており、同時双方向の授業や専攻演習においても活発なプレゼンテーションや質疑応答を行い、学びの深化に大いに貢献している。
研究テーマ: 小規模医学系私立大学における研究支援組織のあり方について

元々は臨床検査技師として働いており、仕事上のつながりから実験助手として大学と関わりを持ったことをきっかけに大学職員に転身。現在は研究支援に関わる部署に従事しています。長らく研究活動に勤しんでいたために、教育に関する知識を新たに身に着けたいと考えたことから、大学院への進学を決めました。外部資金の獲得や倫理審査の手続きなど、法令をきちんと理解した上で対応を進めるべきことが多く、知識を持って先生方をサポートすることにやりがいを感じると共に、大学院での学びが先生との関わりに活かせていると実感しています。

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