「卒業生教員と語る会」を開催

2022/12/08(木)

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12月1日(木)、現在教師として活躍している本学の卒業生から、教職課程を履修している学生を対象に、学校現場での取り組みや教員採用試験に向けてのアドバイスなどを話してもらう機会として「卒業生教員と語る会」が開かれました。
当日は岡島あゆみさん(神奈川県立鶴嶺高等学校、国語)、林義匡さん(川崎市立南生田中学校、社会)、鈴木さん(湘南工科大学附属高等学校、数学)、今野杏有子さん(相模原市立内出中学校、音楽)、池谷亮輔さん(横浜市立鴨志田中学校、保健体育)、西村優作さん(調布市立第六中学校、英語)の6人の先生が来校。感染症予防対策を講じた上で開催しました。

4年生を対象とした『教職実践演習』では、先生ごとに教室が分かれ、学生は志望する教科の先生の講義を受講。先生は自分の経験を中心に、最近の教育現場の様子や教師のやりがいを話し、採用試験までに準備しておいた方が良いことなどをアドバイス。質疑応答では、部活動の外部委託についてや、非常勤講師と臨時的任用教員の違いについて、その科目を得意とする生徒と苦手とする生徒への対応の仕方についてなど、現場の実情をきく質問が多く上がりました。先生方の考えや、実際の体験談を聞くことで、教職を志す学生の不安が取り除かれ、教職実現に向けた準備のための有意義な時間となりました。「“大学生のうちにしかできないこと”を探して、是非挑戦してみてほしい」とのアドバイスから、学生は教師になるまでの残された時間の使い方についてもヒントを得た様子でした。

左から池谷先生(保健体育)、岡島先生(国語)、西村先生(英語)、林先生(社会)、今野先生(音楽)、鈴木先生(数学)

3年生を対象とした『教育実習事前・事後指導』では、6人の先生から自身の教育実習中のエピソードや、それを踏まえた事前準備の重要性についてなどが説明されました。教育実習を来年度に控える学生たちに向け、「生徒たちに目を向けるだけではなく、さらに一歩先に踏み込むところまで挑戦してほしい」「教育実習で指摘されたことが財産となって、今に活きていると実感する。アドバイスは素直に聞き入れることを意識して、失敗を恐れずに挑戦してほしい」などのエールが送られました。
教師になろうか悩んでいる学生たちに向けて、自身も同様の悩みを持ち一般企業の就職活動も行った先生から「やりたいと思ったことは、やりたいと思ったときにやるべき。行動に移してみてから考えても遅くはないし、その後の自分の判断に納得感を持つことができる」とアドバイスがありました。

現役の先生方から、現場の様子や採用試験に向けてのアドバイスなどをいただくだけでなく、教師のやりがいや魅力について直接きくことのできる貴重な時間となりました。

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