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国際学術研究学位プログラム 杉山智風さん 2022年度日本健康心理学会アーリーキャリアヘルスサイコロジスト賞を受賞

2022/12/07(水)

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2022年11月19日・20日に東北学院大学土樋キャンパスにて開催された日本健康心理学会第35回大会において、本学大学院国際学術研究学位プログラム博士後期課程3年生である杉山智風さんが2022年度日本健康心理学会アーリーキャリアヘルスサイコロジスト賞を受賞し、受賞研究に関するポスター発表を行いました。

2022年度日本健康心理学会アーリーキャリアヘルスサイコロジスト賞は、2022年度中に開催された海外で行われる健康心理学関連の国際学会大会の開催に際して、日本健康心理学会として若手研究者および Early Career 研究者の優れた発表を表彰することを目的として作られた賞です。

今回、受賞した研究のテーマは「Comparison of Effects of Online and Face-to-Face Problem-Solving Training on Anxiety Traits and Cognitive Distortions in Upper Elementary School Students(小学校高学年における不安特性と自動思考に対する問題解決訓練の効果の検討—対面とオンデマンドでの実施の比較—)」。杉山さんを筆頭著者とし、本学修士課程在籍中の岸野莉奈さん、リベラルアーツ学群の古泉綺花さん、リベラルアーツ学群の小関俊祐准教授、大学院国際学術研究科の石川利江教授も共著者として参加しています。

杉山智風さんからの受賞コメント

今回受賞しました研究課題は、ヨーロッパ認知行動療法学術会議2022(the European Association for Behavioural and Cognitive Therapies 2022)において発表したものでした。研究は、小学5年生と6年生の学級集団を対象として、不安を感じたときの対処方法を自由に列挙し、不安を下げることに効果的かどうか、という観点や実行しやすさの観点から、対処方法を評価したうえで実際の不安低減効果を検討する、という問題解決訓練の効果を検討したものでした。その際に、コロナ禍を考慮して、授業内容を収録した映像を作成してオンデマンドで実施した場合と、通常の授業のように対面で実施した場合との効果を比較しました。結果として、対面での実施の方が介入効果が高いことが明らかになったのですが、オンデマンドで実施した場合にも、知識の獲得の面などでは一定の効果があることも明らかになりました。今回の研究成果が、コロナ禍だけではなく、遠隔地など全国での児童生徒を対象としたストレスマネジメントの普及の一助となれば幸いです。

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