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モンゴル文化教育大学・桜美林大学シンポジウム10周年「第6回 日本モンゴル国際シンポジウム」開催

2022/11/25(金)

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D・バッチジャルガル駐日モンゴル国特命全権大使

11月22日(火)、桜美林大学新宿キャンパスにおいて、「第6回 日本モンゴル国際シンポジウム」が開催されました。このシンポジウムは、桜美林大学がウランバートル事務所を開設した翌年の2012年から、モンゴル文化教育大学と共同で開催され、今年は10周年を迎えます。また、今回のシンポジウムは駐日モンゴル大使館より、「日本・モンゴル外交関係樹立50周年」記念事業・行事の認定を受け、D・バッチジャルガル駐日モンゴル国特命全権大使も出席されました。

畑山浩昭学長

開会の挨拶において、畑山浩昭学長は「このような記念すべき年に、コロナを越えて対面で開催できることが非常に嬉しい。本学創立者・清水安三は近隣諸国との関係樹立が重要であると口にしていた。過去・現在・未来という時間の流れの中で、両国に関する発表を楽しみにしている。」と話し、モンゴル文化教育大学牧原創一理事長は「国の発展の基礎はその国の教育にある。桜美林大学のモンゴルに対する教育分野の貢献は大きく、この基礎を築いた故・佐藤東洋士先生(元桜美林学園理事長)のご尽力と桜美林大学の貢献は計り知れない。」と話しました。また、来賓挨拶において、ダンバルジャー・バッチジャルガル駐日モンゴル国特命全権大使は「日本とモンゴル、両国の関係はあらゆる分野で進化し、戦略的パートナーのレベルに達している。両国の友好関係をこのレベルにまで引き上げたのは、本日参加している皆さまの努力であると私は感じています。」と挨拶されました。

城所卓雄様

招待講演では、城所卓雄様(元駐モンゴル特命全権大使、前名古屋大学特任教授、㈱ライセンスアカデミー学術顧問)より「外交官体験より見ました日本モンゴル関係の発展について」と題し、日本の対モンゴル経済協力案件第1号となった50億円の無償資金協力であるカシミア案件などを話しました。その他、モンゴル文化教育大学J・バートルチョクト常務理事より「文化交流の50年」、鯉渕信一様(元亜細亜大学学長)より「モンゴル社会の価値観 ~闊歩する「三つ子の魂」~」と題して講演がありました。

大槻一成さん

研究者発表・学生報告では、以下6名から発表がありました。
リベラルアーツ学群片山博文先生は本学とモンゴル国の交流を学生の文化・環境交流を中心に発表し、「モンゴルはリベラルアーツ的な学びの場を与えてくれ、これからもモンゴルから学び続けたい」と話しました。また、リベラルアーツ学群3年大槻一成さんは「2011年に設立されたモンゴル研究会の代表として、先輩たちの思いや活動を受け継ぎ、今後もさらなるモンゴルとの友好交流のために尽力したい」と話しました。

本シンポジウムは、外交、文化、貿易、教育、価値観といった多方面から日本・モンゴル両国を考察し、お互いを尊重・相互理解することの重要性を再認識し、両国関係の未来を展望する機会となりました。

【研究者発表】
①発表者:丸山千歌(立教大学異文化コミュニケーション学部学部長)
 テーマ:「立教大学異文化コミュニケーション学部におけるモンゴルとの教育交流の意義
     -日本語教育の取り組みとインターンシップ・プログラムの観点から—」 
 ※当日欠席の為、吉川みのり(立教大学異文化コミュニケーション学部教育研究コーディネーター)が代読
②発表者:SH・バトバヤル(モンゴル文化教育大学教授会会長)
 テーマ:「モンゴルと日本の経済と貿易交流の発展」
③発表者:宮脇淳子(公益財団法人東洋文庫研究員・モンゴル史学者)
 テーマ:「大相撲力士を通して見る日本とモンゴルの文化比較」
④発表者:M・ムンフツェツェグ(モンゴル文化教育大学日本語学科主任)
 テーマ:「モンゴル人と日本人の親族名称の比較」
⑤発表者:片山博文(桜美林大学 リベラルアーツ学群教授)
 テーマ:「桜美林大学とモンゴル国の交流 —学生の文化・環境交流を中心に—」
【学生報告】
 発表者:大槻一成(桜美林大学リベラルアーツ学群3年)
 テーマ:「桜美林大学LA学群モンゴル研究会について—ポスターが語るその活動内容—」

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